内容説明
紛争続く大陸各地で噂される《白き帽子の放浪者》。どこからともなく現れ、問題を解決して去るという。折しも、ダグラント王国では、大公が蜂起、内戦が勃発し、国民たちは《放浪者》の救済を待望するように。そんなある日、辺境の村娘エファが出会ったみすぼらしい男は、逃走中の国王デュアン四世だと名乗るが……。C★NOVELS大賞特別賞受賞の英雄譚シリーズ堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
3
図書館 王様編。きれいにおさまっていますが、まだまだ読みたいと思いました。アルズレッドは結構な策士でした。行く先々で種を撒いていました。2017/01/29
Typhoon
2
「英雄」三部作の完結作。これまで読んできた読者のための「感謝祭」のような完結巻。過去のキャラクターを適度に配し、その後や意外な一面を描きながら、伏線を回収しつつ大団円へ。 三巻中一番エンターテイメント方向に針を振っており、いい意味でラノベらしいキャラクター小説の様相を呈している。ラストシーンも筒井康隆の「旅のラゴス」のようと言ったら言い過ぎだがなかなか。物語全体を貫く謎もある部分は解決しある部分は謎としと、まだ続けられる余力を見せつつも腹八分で終わらせるあたりに品があり、良シリーズのまま完結している。2015/01/18
みっくん
1
1作目と2作目の総集編って感じがします。 うん、発表も、2で一度過去に戻ってというのが良かったかも。1に続いてこれだったら、あまり面白みを感じなかったような気がします。 ばか王サマの成長物語でもありました。2015/08/13
めりた@かりた
0
図書館 3部作の完結っていうよりも、同じ世界の別のお話って感じでしたね。王様がピカイチ可愛かったですが、これで4国の中で一番幸せな国にかわっていけるのかな。ただ、あれ?これって誰だっけ?とか、え?この子はあの子じゃなかったのか!!とか、色々訳がわからなくなっちゃったので、やっぱり誕生を読み返すしかないかなぁ・・・また図書館に予約しなくっちゃ。2015/04/26
早騎
0
とりあえず大団円ということで。いろいろとお定まりの展開はあれど個人的にはそういうのも好きなので良し。「色」の設定が面白かったので、この設定での別の話も読んでみたい気がします。2014/07/06