内容説明
思わずブログに綴った悪口、正直に書いた店のクチコミ、良かれと思って拡散させた噂話、気軽にしたSNSのタグ付け……これらが全て「犯罪」だとしたら! 誰もが気軽に「発信」できる時代には、誰もが知らぬうちに加害者や被害者になる。著作権侵害、名誉毀損、個人情報漏洩、虚偽広告など具体的な相談事例を元に、自分や会社を守るための知識を弁護士が徹底解説。インターネットを使う全ての現代人に必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
87
実例を元に法律を踏まえながら解説した、SNS初心者向けの解説本です。何気なくアップした情報や写真がもとで、簡単に「加害者」になってしまう可能性があることがよくわかります。法律は「知らないではすまされない」という意識付けのために、いろんな方に読んでもらいたいです。今回は図書館で借りたのだけれど、これは読メやfacebookを続けるためにも、絶対に手元に置きたい本になりました。2015/01/29
kinkin
53
日々普通に使っているSNSやブログの書き込みには法に触れるものも少なくないこと。書き込む人、書き込まれた人の注意点。ネット情報で被害を受けた側の対処方法も書かれている。ただこの本を読んだからといって、全てが分かるわけではない。ケースバイケースであり、SNS自体がどんどん進化している。この問題は完全に解決されることはあり得ないと思う。2014/07/02
Gummo
42
ネットで情報発信をする際に、加害者にならないためのルールブック。書き込み被害を受けた場合の対処法についても解説している。ネットは気軽に情報発信できて便利だけれど、情報は容易に拡散し、いつまでも記録に残る。友達とおしゃべりするような感覚で、たとえば人の悪口やうわさを書き込めば大事になりかねない。うっかり加害者とならないためにも、また被害者となった時に冷静に対処できるためにも、正しい法律知識はネット時代に必要不可欠といっていい。★★★☆☆2014/07/01
壱萬参仟縁
40
名誉毀損罪、侮辱罪、信用毀損罪、業務妨害罪、著作権侵害など(18頁)。うっかりできない。名誉権は社会的評判。プライバシー権は私をむやみ(みだり)に公開されない権利(76頁をも参照)。著作権は作者に求められる権利(24頁~)。次の元旦からFacebook規約改正でプライバシー権が侵されると想定される。ここだけの話は噂、憶測、怪情報(37頁)。特定秘密保護法で余計にブログもターゲットになる。私は既に削除した。法律施行から権利と義務が発生、国民は従わねば(40頁)。12.10~の不信も増幅。 2014/12/19
ユウユウ
37
自分のつぶやきやらレビューやらが問題になっていないか、はたまた自分の個人情報とやらが漏洩してないか等々、小心者の私は気になってしまいました…。出来るかぎりは気を付けているつもりですが…。不安ですね…(苦笑)。2015/04/11