インサイドボックス - 究極の創造的思考法

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インサイドボックス - 究極の創造的思考法

  • ISBN:9784163900643
  • NDC分類:336.04

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内容説明

画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。
大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる――この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える――あなたの仕事にもキキます。

目次

序章 創造性は誰もが習得できる技能だ
第1章 イノベーションは制約の中にこそ潜んでいる
第2章 引き算のテクニック
第3章 分割のテクニック
第4章 掛け算のテクニック
第5章 一石二鳥のテクニック
第6章 関数のテクニック
第7章 矛盾を見いだせ
第8章 人類の思考パターンを活用して変革を起こせ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

25
創造力の源。先入観、既成概念を超える気づきと視点。巡らせ、掴み、形とする。”枠”の内外の観点では、「無意識vs.意識的」という印象。提示された5つの手法。最もわかりやすいのが「引き算」。但し、”勇気”が肝。一方、「掛け算」や「関数」は、Trial/Errorを含めた試行錯誤を感じさせる。良し悪しや効率性の問題ではなく、(結果論かもしれないが)ある意味でシンプルな(?)「引き算」が最も複雑な気がする。(”今更感”は否定しないが)PDやInnovationの着眼点の整頓という意味でも興味深い。 2014/08/14

mari

18
とてもいい情報を得た。これまでの常識では創造のプロセスを体系化することは出来ず、パターン化は不可能だと考えられてきた。固定観念を捨てて枠の外でモノを考えて始めて創造性が生まれるのだと。それをバッサリと切った!制約の中にこそ(インサイドボックス)答えはあるのだという主張だ。そのためのテクニックは5つ。引き算・分割・掛け算・一石二鳥・関数。今、自分が考えていることも一度引き算で考えてみたらなんだか、シンプルでいいかも^^使えそうです。良書。2015/02/02

doi

9
(図書館本)【内容】ゼロベースではなく反対に「制約をつける」ことの効果について謳っている。メールを140文字に制限することでtwitterがうまれた、等。引き算、掛け算、関数による作用、等を用いてアイデアを構想する。【感想】翻訳本って、記述が何かと回りくどいですよね。ただ、それだからこそ著者がどのように発想を得たか等が書いてありタメになることが多いけれど、読むのに時間がかかってしまうので時間対効果が悪い気がする。2016/02/07

ムートン

6
イノベーションの大切さについて書かれた本は多いが、その具体的なやり方を系統的にまとめている点で、とても貴重な本だと思う。もちろん、それなりの時間をかけて、身につけていく必要はあるにしても、こんなに簡単に、創造的な思考ができてしまうのは驚きといえる。2019/02/23

はすのこ

5
良書。何より面白い。人を惹きつける本。分類としてはアイデア本にあたる。2016/02/01

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