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内容説明
その鎧は、帰ってきた。帰るべき故郷へ。村人たちがみな化け物に変身してしまった村へ。鎧を着た男の名は、イェーガー。鎧を着るために産み落とされ、戦士として生きる宿命を帯びた者……。村は化け物によって壊滅させられたハズだった。あとは残った化け物をゆっくり屠れば良かった。だが、村には子供が生き残っていた。その数、5名――。【作者について】「坂という地形に興味があるんですよ。高い土地と低い土地をつなぐ、坂にまつわるドラマを描いてみたい」と語る作者・中村哲也が描き上げたのは、高地から水地までが坂でつながれた架空の村で行われる激しい死闘の物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
9
◎ 5人の子供を襲う怪物を黒い鎧が滅ぼす。鎧の男、イェーガーはただひたすら怪物を殺すために生まれた存在。彼は剣や盾などの5つの魔法の武具を持ち、それらを組み合わせて魔法の鎧を作り上げる。怪物が跋扈する、全滅した村で、戦うためだけに生きてきた男と幼い子供たちとの共同生活が始まる…。激しい戦闘シーン、イェーガーや鎧の謎、健気な子供たち、となかなか魅力的な物語です。鎧のデザインも昔のマンガ「セラフィック・フェザー」みたいで好み。2014/05/22
KASUKA
3
Fellows→ハルタと連載を追いかけていたので祝・単行本化。背景の説明がいまのところ排されているけれどあまり気にならないのは、作品の目的がおそらくキャラクターの交流にあるからだろうな。喋る武器とその合体装備はやっぱり熱いな。2014/05/17
人工知能
2
ハルタ買ったときに気になってたマンガ。設定的に長く続けない感じはしてたけど、そこがかえって読みやすさにつながってる気がする。単にそういう作品が他に少ないだけかも知らんけど。この人の絵の雰囲気が好みです。主人公の鎧のデザインとかごついけどシンプルにまとめられてて洗練された感じがしてかっこよくて好き。舞台の町があんなことになった理由とか、主人公のイェーガーのこととか、子供たちのこととか、回収する内容はいくつかあるけど、どうまとめるか楽しみ。2014/05/18
まりん
1
怪物の蔓延る街、そこで生き残った5人の少年少女、突如現れ怪物を屠る黒鎧の騎士 これらの要素と、テンポの早い話運びは、この作品の読みやすさに繋がってると感じる。 そして、その中でもしっかり描かれるイェーガーと子供たちとの関係もグッド。 話は長く続かなそうで、それは少しもったいない気もするが、だからこそシンプルな魅力の詰まった作品に仕上がってると思う。2014/05/25
岡嶋 俊
1
「デュエルファイター刃」の作者さんの新作ですね。技巧派の名に恥じない丁寧な作画と、儚げなヒロインが魅力的。要素がゴチャゴチャしていないのも読みやすい。2014/05/25