内容説明
民話と伝説の里、岩手県・遠野の五百羅漢で女性の絞殺死体が発見された! 被害者は東京の会社に勤める貴代。遺品のカメラには同行するはずのなかった同僚・貞子の笑顔が! 貞子には経理上の不正も発覚し、容疑者として浮上するが、一ヶ月後自殺死体として発見される。先輩二人の死に疑いを持った留理子は、巧妙に仕組まれた事件の謎を執念の推理で解き明かせるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a27
3
写真に関して無知識の私には実の所、最初の切り崩しアリバイが未だに不明、、大事な友人への思い、愛する人への思い、繋がって繋がっていく真相。夢中度4つ星2014/06/04
ミー子はわがまま猫
2
作者自身も自作解説されているようにやっぱり古い感じは否めない。2015/11/16
Kiyoshi Utsugi
2
事件は、柳田国男の「遠野物語」で知られる岩手県の遠野で起こります。 被害者は、ヒロインの宮城留理子と同じ会社で、経理課に勤めるOLの河合貴代です。彼女の死体が遠野の五百羅漢で発見されます。バッグに入っていた5本のフィルムのうち2本が撮影済みとなっていたのですが、そのうちの2本目のフィルムに写っていたのは、同じ会社の経理課のOLである松永貞子でした。 この事件を遠野署の吉田宗平巡査部長と会社の同僚であった宮城留理子が推理で解き明かすというものです。2015/05/10
よっぺー
2
カメラのトリックはデジカメしか使ったことがないので、あまりよくわからなかったけれど、全体のストーリーは良く練られていて面白かったです。遠野の情景の描写も上手く描けていて、遠野に行ってみたくなりました。2014/05/31
雨に唄えば
1
意外(すんまへん)に面白かった。やっぱりうっちー先生の初期作品は集中できていたのか力作が多い。5、6タイトル並行して作っていた時よりコクがあっていい味が出ていますね。2020/02/23