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内容説明
サラリーマンから当代随一の漫画家へ!
『課長島耕作』の作者による男の生き方。
怖がらない、こだわらない、後悔しない。
『人間交差点』『課長島耕作』『黄昏流星群』など
大ベストセラー・コミックを創作し続ける著者が、「男の生き方」を語る。
「誰からも好かれようなんて思うな」「虚像(ウソ)でしか伝えられない真実(ホント)もある」
「正義はしばしば空疎だ」「異分野に首を突っ込め」「会社の子分になるな」
「なりゆきまかせでいいときもある」「何も持たない『手ぶら』の感覚を取り戻せ」
「贅沢も貧乏もどちらも楽しめ」など、
仕事の場面から遊びや趣味、恋愛や結婚、家族や友人、生や死に至るまで、
そのメッセージは若者から団塊の世代まで心揺さぶられること間違いなし。
*目次より
人生を自在、快適に生きるための「基本形」をもて
目は空の高みを見ても、足は地面から離すな
和しても同じない「やわらかい個」をもて
虚構(ウソ)でしか伝えられない真実(ホント)もある
最初から「頭がいい」仕事をしようとするな
ささいな仕事こそ「相手のため」という目線を忘れるな
人は絶対好きになれ――人間関係は仕事の基本
イヤなやつのふところに飛び込んでしまえ
何も持たない「手ぶら」の感覚を思い出せ
匿名の自分を取り戻す時間と場所を確保せよ
幸福な死を迎えたければ「ちゃんと生きろ」
「知的な能天気」を生きる基本形とする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルル
5
面倒がらずにきちんと考え抜く人だと、伝わります。2015/04/15
aloha0307
4
3年前まで(大学2年以来)、ビッグコミック&ビッグコミックオリジナルを読んでいたのは、人間交差点と黄昏症候群が連載されていたからだった。 その作者弘兼先生の本。 たまたま直前に読んだ、堂場先生の”オトコのトリセツ”がモノをモチーフにしたダンディズムなら、こちらは生き方&こころのダンディズム。 知的な能天気...これを基軸にすえて、これからの人生進んでいくぞ。2014/07/12
なちゃーん
1
怒り方と怒られ方の話が1番ためになりました。新人に注意すると目をそらされ黙られた経験があり、その時は新人がなってないのだと思っていたけれど、私も黙られて余計に長く注意していたのだろうなと反省しました。短くダメな点だけをスカっと叱る、なかなか出来ないけど大事です。2015/03/05
ciechannel
0
内容はタイトル通り。悲観主義は感情由来、楽観主義は意志由来とは当意即妙。全般に、人に知らしめたり誇示するような振る舞いは避けつつ、自分自身の中ではルールを育もうというスタンスが漂う。着物の裏地に凝るような、粋な精神性への憧れを誘う。2015/10/01
かぢお
0
島耕作シリーズ、加治隆介の議、黄昏流星群など著者の漫画の大ファンとして、その半生を通して語られる「生き方」を知りたいと思い購入した。 やはり漫画を通して感じてきた著者の人生観には同感させられるところが多く、自らの指標の再確認ができたのがよかった。ただ、あくまで著者の価値観を主体とした文体のため、首肯しかねるところもいくつかあり、思ったほど読後感の良さを感じられなかったのは残念。2014/07/03