―<br> 灰と王国2 竜と竜侯

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灰と王国2 竜と竜侯

  • ISBN:9784047296312
  • NDC分類:913.6

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内容説明

天竜レーナと“絆”を結び、はからずも<竜侯>となったフィンはその地位を誇示することなく素朴な日々を過ごしていた。「荒事だ。第八軍団が峠を越えぬように防ぐ」ある晩、突如現われた闇の竜侯・青霧が切り出した依頼。下界と距離を置いてきた彼が動き出した、ある理由。フィンとレーナは帝国の争いに巻き込まれていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

歩月るな

8
穏やかな日々を過ごしていた粉屋が第八軍団との折衝を通じて本国のゴタゴタに巻き込まれ、中枢が安定するまでは手が回らない後回しの辺境、荒れ果てた故郷の地を北部天竜隊としてその役目の報酬として、皇帝に自治を認められるまで。と言うのが主人公フィンの物語ではあるのだが、やはり辺境を出てみれば、竜候がおるわおるわ、伝説の武器の出自が語られるわ、世界の中枢に挑む思惑が幾重にも張り巡らされ登場人物の道筋が繋がっていく、と思われる。自分の役目に縛られながらも、比較的まともな人たちが多い。が、良くも悪くも人間が描かれていく。2018/03/02

Ency [L-N]

5
フィン達の一団は西へと逃れ平穏な日々を過ごしていたが、ある<竜候>との出会いをきっかにフィンは国内の争いに巻き込まれていく…、2巻でした。寄る辺ないフィンたちの苦境が主だった前巻からガラッと変わって、今巻は国内を取巻く争い事の中核を成しそうな人物達に主点が切り替わったのか、あちこちと視点が移って、一気に話が大きくなったカンジ。ずっとフィン中心で話が進んでいくと思っていたので、ここまで群像劇に移行するとは思ってなかったな。しっかしフィンの元から離れた途端にヒドイ目に遭ってしまう展開に、戦々恐々なんですが…。2014/05/06

toriko

3
複数の竜候がでてきたりして複雑になってきた。視点移動や人物が多くて少し混乱したことを除けばぐいぐい物語が進んで面白かった。粉屋はよい集団です2015/03/13

おざみ

2
話の主軸が帝国の中枢へ。皇位争いに巻き込まれ始めるフィン。他の竜候が登場したり色んな登場人物が出てきて、これからどうまとまっていくのか楽しみ。2017/06/26

dorimusi

2
2巻で一気に戦記物というか政治的な話しが多くなりましたがそれはそれで面白かった。こういう群像劇な話しは好きです。が主人公のストーリーが進まなくて・・・ひたすら読み続けたくなります。 仕事が厳しい時期に読み始めるべきではなかったか……。2017/02/05

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