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内容説明
異論を唱えるのは、ビジネスパーソンの義務である。民間・官僚機構、大小の別なく、組織というものには、責任回避 先送り 不作為 前例踏襲 改善の否定 組織の利益優先という組織を腐敗させ、停滞させる元凶である「巨大生物」が潜んでいる。そして、その巨大生物の多くは、組織の上層部にいる「オジサン」たちに巣くい、不祥事が生じたときに、「私は聞いていなかった。速やかに原因を究明し、再発防止に努める」と、まるで当事者意識のないコメントを口にさせることになる。本書は、マッキンゼーを経て、郵政改革、国会事故調に関わった著者が、改革の足を引っ張る巨大生物の姿を明らかにしつつ、抵抗勢力を駆逐し、異論を唱える義務を負う組織へと変革させる手法を説いた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
74
組織に問題が生じると経営陣が言う常套句、『聞いていない』『知る立場にない』『社内情報伝達に問題』。マッキンゼーでは、この言葉を発したとたん『無能』の烙印を押されるという。◆組織の改革を阻む、責任回避・先送り・前例踏襲◆従来のままで良いと思いこむ思考を『マインド・セット』という。同様の考えが支配的な組織では、外部からの意見を聞こうとしない。◆『集団思考マインド・セット』①何としても責任回避、②先送りを是、③人は権限で動くと信じる、④手続き論に拘る、⑤無謬性に固執...◆過去を否定し、新たな挑戦をする覚悟2018/11/22
Masako33
5
異論を唱える権利ではなく、異論を唱える義務。普段から、職業柄、異論を唱えることが義務だと思っているが、建設的に唱えるのはなかなか難しい。2016/09/24
麒麟の翼
3
“異論が歓迎される会社”と“異論が否定される会社”の違いは沢山あると思うが、最大の違いは“成長スピードの格差”という形で大きく現れてくると思う。 近年これだけ変化が速く、様々な対応が求められる時代となり、「前例踏襲」や「上意下達の縦展開」を続ける組織に“明るい未来”が無いことは周知の事実であり、経営陣は“異論の大切さ”を十分理解する必要があると感じる。 『集団思考型マインドセットの組織』と『異論を唱える義務を課す組織』の対比表は、とても分かりやすいので、組織の健全性を測る指標として活用したい。2022/10/07
youmaysay
3
社長が現場を見たがり、事務方が必死になって「見せられる現場」のおぜん立てをするという構図があるある過ぎて笑ってしまった。官民問わず、大きい組織や歴史がある組織ほど、前例踏襲・現状維持から抜け出せなくなるのだろう。泥沼泥沼。2014/12/04
レーモン
3
組織の目標が決まっているという前提で、善意の主導権争いが起こる方がまだましなのかもしれないですね。異論が出なければ、組織は前へ一歩も進むことはできません。自分の考えをしっかりと伝え、相手を論破するのではなく、どうしたらいい方向にお互いを導くことができるのかを考える組織がいいですよね♪そのためには、組織の環境をしっかりと敷く必要があります。ダメな環境下で侃侃諤諤に言い合うことなどできませんからね♪2014/07/19
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