内容説明
「そこのババア、まだ息しているか?」「おい、死ぬのを忘れちゃったんじゃねーのか」などなど、毒舌を吐きながらも、やさしい笑顔と愛のこもったフォローで、老人のアイドルとして支持を集める毒蝮三太夫。TBSラジオ『ミュージックプレゼント』は今年で放送45年目を迎え、これまでに出会った老人たちは数十万人。聖徳大学でも客員教授として介護を教える同氏に、老人を元気にさせる「介護言葉の技術」を学ぶ。
目次
第1章 お年寄りに「快適空間」をプレゼントする
第2章 下町の長屋流コミュニケーション術
第3章 大学教授として介護のこころを伝える
第4章 ジジイもチャーミングにならなきゃな
第5章 下町流「かまい合い介護」のすすめ
第6章 「元気の運び屋」を目指そう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
12
「ジジイ、ババアのアイドル」マムシさんの言う「かまい合い」はとても良い言葉ですね。人はいくつになっても周りからかまってもらいたいものなんだなと思います。私も皆からかまってもられるような「チャーミングなジジイ」を目指して自分を磨いていきたいと思います(笑)2014/10/17
shibacho
2
おそらく唯一無二の存在であろう毒蝮三太夫の高齢者(老人)に対する接し方の本。「子ほめ」ならぬ「親ほめ」「爺婆ほめ」といった感じの本。個人的には景気が悪くなってから社会に出たせいか、いらぬ罵倒を親にすることも過去にはあったのですが、これからは「今のいい世の中を作ったのは父母のおかげだよ」という言葉をなるべくかけて上げたいと思います。「絆」なんて大上段に構えたものでなく「かまい合い」が重要だという提言は心を打つものがありました。2016/08/01
松尾三郎兵衛尉拓志
2
ラジオパーソナリティーとして、数十万人のお年寄りと出会った著者。その著者の下町流の「かまい合い」や触れ合い方を著者なりの軽妙な書き方でまとめた一冊。著者、毒蝮三太夫さんの話がすごく面白い。介護の事だけでなく、感謝の気持ちなども教えてくれる一冊です。2014/12/04
刷子筆男
1
いわゆる「語りおろし」だが、ライターのまとめ方が上手く、一級品の毒蝮節の再現だ。(過去の山中伊知郎本等を除けば)ほぼ文献も著書もない「毒蝮三太夫」という稀有な人の概論、そして、自らも後期高齢者となった78歳(出版時時点)の今と、その思考・主張、が端的に解る。……と小難しく書いたが、要するにラジオまんまで、かなり面白いのであった。 「ババアに比べてジジイってのは本当にどうしようもない」ってのには、同感。2015/05/31
SU
1
愛情ある方だなと思いました。2014/12/01
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