一迅社文庫<br> 最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ-

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一迅社文庫
最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ-

  • ISBN:9784758045469

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内容説明

正月も明けた始業式。 連城市に済む異能者・神木佑たちの学校に大沢七瀬が転校してきた。彼女は連城を支配する悪の組織・『根元学会〈アソシエーション〉』と闘うためにやってきたのだが……。 「お前たち……『根元学会』の手の者か?」 「根元学会なら、俺たちが滅ぼした」 「……え、えぇ!?」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いーたん

23
最終戦争が終わったあとの話。最終戦争なんて大層なことを言ってるけど、異能者の地域紛争のような印象でした。設定とかコンセプトは面白いんだけど、内容は微妙。やはり、エピローグを楽しむには、本編で登場人物たちに感情移入したほうがいいですね。2015/01/12

シュエパイ

11
戦いがすでに終わってしまった後の街で、遅れてやってきた転校生と、血栓を終えてゆるゆるな少年たちの日常風景なのです。あぁ、なんか女の子たちのイメージがなぜかぼやけるのですが、中二の子だけはやたらキャラが立ってて好きなのですよ!ちょっときにいたのですよ2014/04/29

1_k

9
異能系日常ものかと思ったら、実験色の強い前衛作品だった。いきなり冒頭で戦いが終わってしまい、残りは全て日常に帰るためのエピローグ。当然のごとく、不完全燃焼感がくすぶり続け、新キャラが迷い込んでくるというテコ入れはあっても地味で起伏がつけにくい。エンタメとして面白いわけはない。だが、これをあえて出そうと思ったその意気やよし、出版できたことに意義がある系の作品だと思う。2014/04/21

T.Y.

9
街を破壊しかねない実験を行う組織「根元学会」と戦うため転校してきたヒロイン。だが主人公と仲間達はすでに根元学会を滅ぼした後だった…。かくして全編、戦いの終わった平和な日常を描く。すぐには敵組織の滅亡を信じられず、戦場気分の続くヒロインはズレていて可愛いで済む内はいいが、軋轢を引き起こすこともあり…。山場で残党との戦いを安易に持ち出さない辺り「戦いの終わった後の話」を貫徹しているが、各自の多様な「日常への(不)適応の仕方」という点では不足の感も。特に最終兵器だった幽日。この世界での異能の扱い等も不明点が。2014/04/20

KUWAGATA

8
ラスボスを倒した後の主人公たちの後日談、というコンセプトはいいと思う。文章力も高い。けれど絶望的につまらない。いろいろキャラに属性をつけているけれど、全くキャラが立っていない。会話も借り物っぽくて血が通っていないし、いくら後日談だからって、何事もなさすぎる。けれど日常系のようなエスプリもないし、着眼点以外は何もほめるところがない作品でした。十年も作家をやってたら、もう少し見せ方というものが分かるんじゃないかと思うのに…。あ、絵は良かったです。一迅社って絵で釣ってる作品の割合半端なし(笑)2014/10/18

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