内容説明
聖地-そこは心に霊感を与え、大いなる存在と出会うことができる空間である。日本人は往古から聖地を巡礼することで魂を浄化し、生命力を活性化してきた。本書は魂の再生するための骨太聖地巡礼ガイド。
目次
第1部 聖地を探る(聖地誕生―聖地の起源 聖地顕現―聖地の拡大 聖地機能―聖地の役割 聖地三密―出雲・熊野・伊勢 むすびに 日本の聖地文化と聖地感覚)
第2部 聖地を歩く(巡礼霊地をたどる 神道の聖地 仏教の聖地 修験道の聖地 沖縄・アイヌの聖地 新宗教の聖地)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
8
日本の聖地50選。2014/06/02
鵺
2
聖地版地球の歩き方。一部の記事は冗談なのだろうか?(自信が持てない。誰かそうだと言ってくれ) 巻末の文献のリストも良い。2023/05/21
田中峰和
1
十七歳で「聖地」巡礼に目覚め、以来半世紀たった今も聖地巡礼を繰り返す著者。数年前の「パワースポット」ブームには違和感があったという。「パワー」と「スポット」に分解可能な部品感覚で普及し易かった。聖地は地域や歴史・民族・祭りと切り離せない文脈の中にあり、一方、パワースポットはそのような文脈を抜きにして成り立っている。そのお手軽さに違和感があったのだ。パワースポットと呼ばれる「聖地」に殺到する「パワーだけ欲しい」人々。感謝を捧げる心を忘れた態度に聖地の管理者は怒っている。聖地が抱える問題だという。2014/08/07