内容説明
『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。
数学の『ビッグクエスチョン』の種類は多岐にわたり、技術の変革に端を発するものがある一方で、古代から現代まで続いているものもあります。
そうした問いの中には、答えが見つかって新たな問いに置き換えられるものがある一方で、数世紀を経てもなお、解決されることなく残っているものも多くあります。
この本で取り上げる『ビッグクエスチョン』は、重要であり、なおかつ取り組むべき基本的な問いが中心となっています。その問いを通じて、どこで数学がはじまり、どのような道を歩み、そして今後どこへ向かうのかを辿ることもできます。
『ビッグクエスチョン』は、数学者を興奮させる問題を提示すると同時に、数学がどのようにこの世界についての情報を与えてくれるかも教えてくれます。そして何より、数学が生きた分野であることを実感させてくれます。
目次
数学は何のためにあるのか?
数はどこから来たのか?
なぜ素数は「数の原子」とよばれるのか?
最も奇妙な数は何か?
虚数は「想像上の数」なのか?
無限はどのくらいの大きさか?
平行な直線はどこで交わるのか?
数学はどのように世界を記述するか?
統計データは嘘をつくのか?
数学でお金持ちになれるか?
すべての答えを出せる公式はあるか?
三次元で十分ではないのはなぜか?
蝶の羽ばたきは本当にハリケーンを引き起こせるのか?
解読不能の暗号は作れるか?
数学は美しいか?
数学は未来を予測できるか?
宇宙はどんな姿をしているのか?
対称性とは何か?
数学は正しいか?
解くべき問題は残っているのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
almond
Gordon
◎360°◎
Tsutomu Kayahara