幻冬舎新書<br> しない生活 煩悩を静める108のお稽古

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幻冬舎新書
しない生活 煩悩を静める108のお稽古

  • 著者名:小池龍之介【著】
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 幻冬舎(2014/05発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344983403

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内容説明

メールの返信が遅いだけで「嫌われているのでは」と不安になる。友達が誉められただけで「自分が低く評価されたのでは」と不愉快になる。人はこのように目の前の現実に勝手に「妄想」をつけくわえ、自分で自分を苦しめるもの。この妄想こそが、仏道の説く「煩悩」です。煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。辛さから逃れようとして何か「する」のでなく、ただ内省により心を静める「しない」生活を、ブッダの言葉をひもときながらお稽古しましょう。

目次

第1章 つながりすぎない(入ってくる情報が増えれば増えるほど心は乱れる 相手を屈服させて自分の価値を実感するという愚かしさ ほか)
第2章 イライラしない(自分は何に怒りっぽいのかをチェックしてみる 悪意のない愚かさに怒っても疲れるだけ ほか)
第3章 言い訳しない(知人が高く評価されるとなぜ反射的に否定したくなるのか 妬みはごく自然な感情、恥ずべきことではない ほか)
第4章 せかさない(坐禅瞑想で、鈍感になった脳をリセットする ものごとに集中するには、頑張りすぎず、だらけすぎず ほか)
第5章 比べない(健康に執着し、自分が老いて死ぬことを忘れている愚かさ どんな環境でも、今ここを「心が静かになる場所」にする ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

96
1978年生まれ、東大卒のイケメン住職。とても為になる煩悩のお話。プライドも正義感も煩悩の一つ。私たちが他人に腹を立てる時、他人の(怒り・欲望・愚かさ)の煩悩のいずれかを察知して怒っている。なるほど。言いたいことが言えない小心者の胸の内は良い子を演じてしまう「自己愛」そうなんだ。私はこれかも。「人を自分の思い通りに変えることはできない」とあきらめるべし。自分の心すら思い通りに出来ない。子どもや家族を思い通りに出来ないのは当たり前。著者の感性が若く、「あいやー・いやはや・ガビーン・・・」なども好感が持てる。2015/04/03

あつひめ

82
今年も人との関わりが始まる。その前に予約本が届いた。これも何かのお告げか?少しでも上を目指したくなるのが人の心。それが時には心の成長の妨げ、人付き合いの妨げになることがある。人に指摘されたら腹が立つけど、こうして活字の中で自分の弱い所を発見すると腹も立たず、そうだよね〜とすんなり認められる。いろんなことに首を突っ込んだり、物や情報を持ち過ぎて身の回りを整頓できなくなったり。自分の首を絞めているのは自分かも。穏やかに過ごすことが身勝手とは違う。少しでも煩悩に振り回されない生き方を選ぼうと思う。2016/01/12

団塊シニア

81
「偽善入門」同様、共感できる内容である、脳は善悪を自分に都合がよいように決めている、人は生きている限り「満足しない」という苦を味わう、他人と比べない、過去の自分とも比べない、なぜか心にスーッと入ってくる言葉です。2014/05/21

yamaneko*

80
なんて神経が細やかな人なんだろう、と驚きつつ読了。こうした感情の揺れは誰もが感じることだけど、言語化して更に裏まで省みるのは、辛抱強く内面と向き合わないとできないこと。そこで他人に理想を投げかけるのではなく、さて自分は、と振り返るスタイルに好感が持てます。2014/11/03

あん

78
この本の著者は現職の住職さんです。煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。 辛さから逃れようとして何かを「する」のではなくて、ただ内省により心を静める「しない」生活を心がけようという内容です。即実行はなかなか出来ないけれど、読み返して実践したくなるような内容の本でした。2014/08/07

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