内容説明
第二次世界大戦のマレー半島。イギリス人のエリックは日本軍の捕虜となり鉄道建設に従事させられ激しい拷問にあう。30年後、エリックは自分を蹂躙した元日本兵が生きていることを新聞記事で知る――。
目次
鉄道との出会い
陸軍通信隊将校へ
シンガポール陥落
捕虜となって
泰緬鉄道建設工事
拷問
軍法会議
アウトラム刑務所
日本の敗北―開かれた地獄の門
帰還と拷問の傷痕
復讐の再燃
再会、そして和解
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
2
映画を観られなかったので読む。シンガポールで日本軍の捕虜となり泰緬鉄道建設に関する捕虜となった人物の手記である。その過酷な体験により日本人全体あるいは個人への怨念を持つ著者が、不幸な出来事は双方に深い傷を残したことを知り許すことになる。その過程は悲惨且つ荘厳で感動的でもある。ただ、捕虜として拷問を受けた個人としては著者の書くことはもっともであるが、では英国人、オランダ人は人道的であったか?戦後、日本軍人をその名に値しない「裁判」の下での復讐殺人や拷問の末に牢死させた。著者の気持ちとは別問題だが。2014/11/15
skq
1
これが本当に「奇跡の友情の物語」なのか、甚だ疑問。憐れみや同情、そして時の流れから、相手を自分の憎い相手として主観的に怒れなくなっただけではないだろうか。「憎しみの対象と友情を築いた」のではなく、「憎しみの対象としての実感が湧かず、怒っていたことを忘れてしまった」だけのように感じる。2015/11/11
和泉花
1
泰緬鉄道の捕虜体験記。ものすごく重厚なノンフィクションだった…。2014/08/22
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