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内容説明
投資先に迷ったら、「人口統計」を見よ!人口統計から社会の変化を読み取り、さまざまな国や産業の動向を見極め、有望な投資先を選別する資産運用ノウハウも伝授する。
目次
第1章 なぜ「人口統計」が重要なのか(「総人口」よりも「人口増加率」が重要 「人口増加率」と「経済成長率」の切っても切れない関係 「名目経済成長率」よりも「実質経済成長率」が重要)
第2章 「人口動態」を見れば未来が見える(「生産年齢人口比率」が教えてくれる未来 「多消費年齢人口比率」が教えてくれる未来 「老齢人口比率」が教えてくれる未来)
第3章 人口動態に左右される「政治・経済・金融市場」(国際政治が「一人当たり経済成長率」に及ぼす影響 「イノベーション」の実現を担う民間企業の力 「米国特許件数」の推移でわかるイノベーションのサイクル)
第4章 「一人当たり経済成長率」を底上げするイノベーション(人口動態から浮かび上がるイノベーション産業 「成熟社会のイノベーション」を担う産業 「エネルギー・資源確保のイノベーション」を担う産業 「食品・水のサプライチェーンのイノベーション」を担う産業)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
世界の人口増加率のピークは1968年という(26頁~)。2060年には100億人になっている(中位推計27頁)。私は死んでるのでわからないが、まだ増えることは確かだということ。既に72.8億人を超えているのがわかる(http://arkot.com/jinkou/)。現在までの約50年間の世界の名目経済成長率は平均すると、約8パーセントだが、インフレによるかさ上げを除いた経済成長率は、3・5%すぎない(44頁)。2015/10/26
M_Study
3
長期投資家向きの良書。「イノベーションのサイクル」の図解が秀逸。これによると、金融危機、所得格差拡大による社会の不安定化により、国家主導や経済ブロック化が進む。非効率性は高まるが、かえってイノベーションの機会は増える。金利は上昇し、インフレに向かう。また、生産年齢人口は減少するが多消費年齢人口は増えるので、生産から消費へと経済の軸が変わり、川下ビジネスが有利となる。人口動態から見ると、先進国で最も有利なのはアメリカ。2017/03/18
マンディ
2
題名と異なり、内容の充実した本。人口構成比率、シニアの増加によるし市場へのインパクトなど示唆に富む話がたくさんあった。2015/03/29