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内容説明
赤字でも、利益が出る!! 年間売上1000億円、世界シェア90%以上。ニュートリノ、ヒッグス粒子という歴史的発見に大きく貢献した企業「浜松ホトニクス」の世界初を生み続ける経営魂とは!?
目次
1章 「知らないこと、できないこと」から新しい知識が生まれる
2章 “切花”より種から“育てる花”を
3章 わかっていること、わからないこと
4章 光は「物質の糊」である
5章 幸運の女神には、前髪しかない
6章 人類にとって価値ある「技術」から「産業」へ
7章 これからのサイエンスは東洋から発信される
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
26
ノーベル物理学賞の小柴昌俊氏やヒッグス粒子の発見に技術協力した浜松ホトニクスの会長。できないと言わずに、やってみろ。誰もやらないことをやる。自分で考える。暗黙知(言語化できない身体を基盤とする知識)。単純作業を繰り返す中で、高い問題意識を持ち、それをとことん究明する。2014/07/12
澄
10
一つの章が完結にまとめられてて読みやすい。光は奥が深いと改めて感じた。『騙してもまだまだ騙せる日本人』と平行して読んでいたので、こちらを読むと日本人は勤勉だな〜と実感させられる。2014/12/11
デビっちん
7
光とは何かを追い求める、浜松ホトニクスというノーベル賞を支える製品を作っている会社の考え方が説明されている本でした。今現在わかっているという領域は、宇宙の森羅万象の一部でしかなく、わからないことのほうが無限に多いということが力説されていました。人類未知未踏を切り開く精神から、いろいろな知識を得ることができ、そんな知識を共有することで日本のモノづくりが発展していく考えを学びました。学校や本が教えてくれる既にある形式知ではなく、素朴な疑問を持って未知未踏の追求をすることで見えてくるものは? 2016/01/17
Machida Hiroshi
4
僕も大学生時代に研究のお世話になった会社の会長さんの本です。自分が「知らないこと」を知ってる、というのは大事だと思います。本来のサイエンスは真理を求めるという意味でアートだったり宗教だったりするんですね。僕も「福音書」を読んでみようと思いました。2014/06/25
kit45104
3
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊教授のニュートリノ観測やピーター・ヒッグス博士のヒッグス粒子発見に貢献した光検出器を製造したことで有名な浜松ホトニクスの会長、晝馬輝夫さんによる経営哲学。 まさに科学技術の先端を行っている会社ですが、科学技術がいくら進歩しても、世の中には知らないこと、できないことがいっぱいあり、そこにこそ価値があるという。 知識や理屈より、情熱や祈りが未知未踏の領域を切り開くんだという主張には、なるほどと頷けるものがありました。2014/05/26