- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
「2人に1人は生涯に一度はがんに罹患する時代」、私たちは病の悩みとどう向き合い、何を選択し、QOL(生活の質)をどう高めていけばいいのか――。34歳のときに乳がんと診断され、現在はほぼ治癒した著者が、自らの体験をベースに、がん治療における落とし穴、いざというときのための「選択力」の身に付け方を示唆すると同時に、全国の名医の活動を紹介。そして、日々、変化するがん治療の現場を報告する。
目次
第1章 がんに備える(乳房を失うということ 切除から乳房温存へ ほか)
第2章 がん闘病の葛藤(がんはどのように発見されるのか 初めてのセカンドオピニオン ほか)
第3章 がん治療はどこまで進むのか(腫瘍専門医のパイオニア 劇的な変化 ほか)
第4章 がん、妊娠、出産(がんと妊娠 乳がん治療による卵子への影響 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinvin
5
慶応大学の近藤誠さん等による癌放置推奨説に対し、QOL(生活の質)を高める若年層向けのがん治療は、本当にここ数年での目覚ましい進歩で、タイプや個人差により皆が異なるオーダーメイド医療が可能で、いざという時のために色々と知っておくべき!本書は筆者自身の経験や取材範囲が中心なので、乳がんや妊娠、出産というテーマに詳しい。これをきっかけに、自分が懸念する前立腺癌のリテラシー(活用能力)を高める活動をすべきと認識した!癌と診断されたら一時金がすぐにもらえる癌保険に入っておくべきだった、とちょっぴり後悔しています。2014/07/29
かおぽん
2
著者のがん治療の経験を生かした、患者目線での「がん」の本。 専門的な言葉も沢山でてくるが、優しく分かりやすく解説してくれるので、途中で イヤにならない。 二人に一人はがんになる、と言われている現代においては必要な本だと思った。周りにもぜひオススメしたい。2014/04/30
nnya
1
がんの治療というのは選択の連続。それを踏まえて、自分で情報を集め考えて、納得して決めていくことが重要なのだと感じた。あと保険の金額には驚愕した。2019/04/12
mito
1
標準治療を否定し、民間療法を推奨する本が多いなか、この本は違った。結局は、自分で選択ができるための知識が必要ということなんだと思った。予防や体作りには民間療法を試すのもありだなと思ったので、リンパマッサージは近々行ってみようと思う。2015/04/10
のぼる
1
乳がんになった女性記者の闘病記。自分自身の治療法の選択や、全国の医師への取材、治療法の情報等が書かれている。ニュートラルな姿勢で、参考になることが書かれているように思った。2014/04/11