内容説明
人間なんてポンコツになってもまだまだ頑張れる。笑いと遊びの達人が贈る究極の生き方38篇。とにかく人生、おもしろかんべえ。
目次
第1章 私は私、これでよし(無意識の中にひそんでいる力を活用しよう 他人になりたい欲望 ほか)
第2章 のどかな、のどかな話(“ケチ”はくたびれるもんです ケチ合戦―狐狸庵VSどくとるマンボウ ほか)
第3章 短気をなおす法(夫婦喧嘩のときの屁理屈 短気をなおす法 ほか)
第4章 医者を選ぶも寿命のうち(医者を選ぶも寿命のうち 怒らない薬 ほか)
第5章 太陽のほほえみ(母と私 太陽のほほえみ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
27
飄々としていながら、人生を俯瞰しているような遠藤さんのエッセイです。北杜夫、吉行淳之介さんとの話、ケチ話は面白かったです。また「不器用な愛情表現」「男らしさについて」「母と私」「灘高出身者の一人」も良かったです。2026/01/26
犬こ
24
遠藤周作のエッセイ。彼の書く文章は、どれもユーモアにあふれ、癒され、安定しており、外れることが無いので、はまっております。2016/06/17
姫
18
著者の遠藤周作さんは絶対に変わり者。こんな人になれたら無敵だよなぁ。羨ましい気持ちでいっぱいなりました。「私は私、これでよし」、本当にその通りです。でも、それを貫くのがいかに難しいか。権勢に寄り添えば安心、でも本当はどうなの、と思うことは世の中たくさんあります。でも勇気が出せず集団に寄りかかってしまう。そんな時、家での気分は曇天です。そうじゃなくやっぱりブレない人になりたいです。もう一つ納得の言葉が。「時には破目(羽目でなく)を外しなよ」。ホントそうだよなぁ。時に思い切り破目を外したくなる33歳です。2014/04/14
テツ
17
遠藤周作のエッセイ。氏が生み出した『沈黙』や『海と毒薬』で、クリスチャン的な信仰と日本人のメンタリティとの比較や軋轢を描いた中から漂っていた重苦しさからは想像もできないくらいに、重く暗くなりがちなテーマでもライトな思考と文体とで文章を書き連ねていく。知性や教養、そこから生み出される思考の奥深さは、どんな文章からでも滲み出ていて、読んでいても心地が良い。森羅万象は全くの白紙で価値など本来存在しない。今この瞬間を良いものとするのは、他の誰でもない自分だけであるということをぼんやりと考える。2022/09/12
ゴーヤーチャンプルー
15
親父の書斎より。遠藤周作さんのエッセイ。戦争に邁進する時代に生まれ、戦中・戦後を生き抜いてきた遠藤周作さんは毎日の飢えや苦痛から生きる事や人間の運命など考えこまざるをえなかったという。書物も不足していた時だから、たまに手に入った小説は夢中になって読み、何回も何回も読みかえしたとも書かれている。人はみな生まれる国や家庭や環境も違う。人と比較して人を羨むのでなく、私は私これでよし、与えられた状況や条件を最大限に活用し、それを享受し、あらゆる角度から満喫する。それこそが『生きる』ことなのだと説かれている。2024/12/21




