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内容説明
被災後、地震への恐怖にフタをして生きてきた私。地震は怖いし、いつ来るかわからないから、その「来る時」までなるべく見てみぬふりをしたい。けれど、このまま忘れてあの辛かった経験をもう一回繰り返しはしたくない。大地震の記憶がうすれてきた今だからこそ、地震についてちゃんと考える良い機会では!? と決意してマンガを描き始めるのだったが……。東京から「もっとも近い被災地」である千葉・浦安の液状化による被害に直面した、マンガ家・世鳥アスカの震災時の体験とその後から学ぶ、きっとまたかならずやってくる地震への教訓、対策、知識が満載!!
目次
はじまりの音―一日目
そしてはじまった―二日目
風とともに―三日目
停電と知恵―一週間目
希望と疲弊―十日目
すぐそこの日常―十二日目
あれから二年後…―現在
備えあれば憂いなし―実践編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなごん
23
知人のブログから。浦安の被害も甚大だったのだな。終わりの方にあるようにいつ来るかわからないから備えることはやめてはいけないんだよな。見直さなくちゃ2015/04/14
minaseh
17
同じ県民としてわかるのは、「これで被災地といってよいものだろうか?」という気持ちと、それでも報道を見るたびに何とも言えないモヤモヤが募るという事。大きな地震は、いつか必ず来ると思ってはいたけど、どんな形で、その後どんな状況になるのかは、きてみないとわからない。この本の中では、浦安市の当時の状況と共に、地震に対する備えや対策も紹介されている。最近、地震以外の災害も多いからね、知らないで怯えるよりきちんと理解して対策を取るのがベスト何だと思う。2015/04/13
刹那
10
記憶は薄れていくって、ほんとだな。2017/05/22
コスヤ
5
世鳥さんの他の本が面白かったので。この本は3.11東日本大震災時の千葉県浦安市の液状化を体験した世鳥さんのコミックエッセイ。液状化した町の様子をテレビで見たことはあったけど、こんなに大変だったとは分かってなかった。津波の被害と比べてしまって自分たちはこれくらいで…って、思ってしまう気持ちは分かる気がします。よく聞くけどよく知らない液状化。世鳥さんの住んでいる地域は長い間断水、泥が粉塵になり、計画停電まで。東電の仕打ちと野次馬の言葉がショックだった。防災グッズ見直そう。2016/11/14
ももんが
5
ネットで紹介されていた。水や電気、物資などがない生活が具体的にどんなものだったのか、どんなものを備えておけばいいのかを知りたくて購入したが、当初の目的以外にも液状化についてや、防災館の存在などいろんなことが知れてためになった。色々な葛藤を乗り越えてこの本を描いてくれた作者に感謝。2016/04/23