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内容説明
年齢を重ねると、今まで当たり前にできたことも次第に難しくなる――。その“喪失感”を埋めるように、自分の身近なものに“執着”して捨てられない高齢者が増えています。また物に限らず、人間関係やひとつの出来事にこだわって悩んだり、イライラする人が多くなるのも加齢の特徴といえるでしょう。本書は、本当に大切なことに老後のエネルギーを注ぐための「心・身・物」の整理術と、それを通じた“軽やかなライフスタイル”を精神科医が提言します。「老後の片付け――整理整頓された物が膨大では意味がない」「物置代わり――使わない子ども部屋を放置していませんか?」「周囲の期待――『できません』『もう無理です』と言う勇気も大切」「たくさんの人と付き合いたいから、今後も繋がっていたいへ」など、引退後の長いステージを快適に過ごすうえで有意義なことばかり。あなたも少しずつ「人生の荷物」を軽くしていきませんか?
目次
第1章 人生の再点検は「身の回りの整理」から―老後の「生活の質」を向上させる
第2章 「少し先の心配」も整理してみませんか?―毎日をスッキリと過ごすために
第3章 明日が楽しみになる「お金のやりくり」―大切なのは「現役時代」の心の整理
第4章 健康的に「食べる喜び」いつまでも―「身も心も軽快」な食生活のコツ
第5章 最後は「細く長く」が良いお付き合い―人間関係も「終着点」がいずれ来る
第6章 老後の「イライラ」を整理する技術―気持ちの切り替え上手こそ「幸せの達人」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
11
写真はやっぱり捨てたほうが良さそう2014/08/24
Megumi Ichikawa
5
断捨離をしているが、なかなか思うように進まない。目先を変えて、この本を、購入。「元気なうちにやっておきたいこと」読み進める。あなたも、少しずつ「人生の荷物」を軽くしていきませんか。参考になったのは、服の処分と写真の扱いかな。これからは、「買う瞬間の快感」より「選ぶ過程の楽しさ」に重点をおこう!2014/10/29
讃壽鐵朗
4
よくもこれだけ細かいことにまで気を配ることを思いついたのかと、驚きかつ感心した。この元は、患者との面談の際に得られるのではないか。何度読んでも、成る程と思うことがあって、著者の本を座右に置いている2019/02/14
たま
2
まだまだと思いながらも、思いったったときは、体力が不足してるかもと言い聞かし細々と整理中。大切だった食器も廃棄中、意外にスッキリ。2020/09/14
masako
1
まだ老後を考えるには早いかもしれませんが、人間いつ何があるかわからない。先日、体調を崩して入院したこともあり、出来る時に手つかずになっている写真の整理や、エンディングノートも書いておきたい。これからを健康的にハッピーに暮すためにも、自分の中で整理をつけたいな、と思いました。2018/05/09