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内容説明
『聖書』『ハムレット』『論語』『種の起源』ほか、世界の文豪や知識人たちが著した「知の遺産」を精選。独自の「要約」でわかりやすく、「読みどころと名言」や「文献案内」も充実した名著ガイドの決定版!
目次
1 自分を知るために(「幸福論」アラン―実践へと導く心のコントロール法 「夢判断」フロイト―夢は抑圧された願望の充足である ほか)
2 人間を知るために(「自由からの逃走」フロム―人間は自由になると孤独と不安を感じる 「ホモ・ルーデンス」ホイジンガ―人間の文化は遊びから生まれた ほか)
3 社会を知るために(「セールスマンの死」アーサー・ミラー―お父さんは疲れているんです 「オンリー・イエスタデイ」アレン―繁栄の頂点から大恐慌へ ほか)
4 歴史を知るために(「コン・ティキ号探検記」ヘイエルダール―仮説を実証した「実験航海」の記録 「夜と霧」フランクル―ユダヤ人強制収容所の体験記録 ほか)
5 自然を知るために(「二重らせん」ワトソン―DNAの構造およびメカニズムの発見 「沈黙の春」カーソン―農薬・殺虫剤による自然破壊を告発 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無花果
43
名著と言われる作品をどれだけ読んだことがあるのか?私が読んでない名著はたくさんあるなぁ~。なんか恥ずかしい反面、これから読むぞって気持ちに。50作品は5つに分類されていて①自分を知るために②人間を知るために③社会を知るために④歴史を知るために⑤自然を知るため。特に④、⑤は手に取ったことない作品ばかり。とりあえず、一番最初に掲載されてた《幸福論》から読み始めよう!!2015/03/21
アルカリオン
8
同シリーズの『大人のための日本の名著50』のほうが読み応えがあって面白かった▼初出:『大人のための世界の名著 必読書50』、2005、海竜社。2021/05/09
牧神の午後
8
1ページで作者略歴、3ページで要約。2ページで抜粋と著者コメントのフォーマット。木原さんは「孤独の研究」で感銘を受けたのに「聖書の暗号」でなんだってこんな本を訳したのだろう?と悲しくなったトラウマがあるのはナイショ。自分とはどうしても合わない本(ファーブル昆虫記等)も合ったりするのですが、それでも筆者の要約は判りやすいし、読んでみたいと思わされる本も多い。ちなみに12〜13冊位は既読。「戦争と平和」より「復活」とか「罪と罰」より「白痴」といった本の選択への文句は言っても栓無いので言わないことにします(笑)2014/05/07
Chie Nakamori
6
読みたいリスト①『自己信頼 エマソン』《多くの人は自分の考えを、それが自分のものであるという理由であっさり見捨ててしまう。》天才の言葉に共感や教えを求める割に、自分自身の言葉は疎かにしているな、と思う。意識せず自然と。②『エセー モンテーニュ』《私は、他人の中にある自分と違うものを容易に信ずる》わかっているつもりでも、とっさの時に相手を否定しまうことばかり。《彼らが私と異なれば異なるほど、私は彼らを愛し、尊敬する。》異なることを恐れなければ、相手から学べることはたくさんあると思う。③『世論 リップマン』人2015/01/21
マーチャ
2
なまえだ名前だけは聞いたことがある世界の名著。幸福論とかエセーとか本を開いたこともなかった。どんな本なのかもわからず読みたいオーラを感じなかったが、この本は数ページで興味をそそられ考えされる内容になっていた。エセーの「善をなし得ると言うことが、善の報酬である」と言う言葉の意味もやっとわかったり、プラトンが殺された経過がわかったりととても良い刺激を与えてくれた素敵な本だった。買おかな。2022/07/14