内容説明
地図がウソをついてまで隠したものとは? 田んぼの中に浮かび上がる「謎の四角形」の正体は? 地図に見え隠れする暗号を解き明かす。
目次
第1章 地図は今昔を語る
第2章 地図記号を解読する
第3章 地図で探る境界線
第4章 秘密の地図・謎の地図
第5章 地図の言葉を読もう
第6章 地図の楽しい活用法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
21
地図の楽しみ方を解説した本。初出は20年ほど前の再出本で実質的西葛西再読だったが、かなりマニアックな内容も含まれていて改めて楽しめた。初出時は紙媒体の地図が一般的だったので本書の纏め方でもよかったかもしれないが、電子媒体への置き換えが進んだ現在に再々発する場合は地図そのものの解説を加えた方がわかりやすいかもしれない。2021/04/22
mztn
7
これを読むと地図をブラタモリ的に眺めることができるかな.地図は主観的なものである,というのが印象的.確かに,デフォルメして表現していたり,省略の仕方だったりと,地図にもそれぞれの主張がある.地図を眺めるだけで,その土地を旅したり,歴史に思いを馳せたりできる.2017/04/01
Saku
7
地図を見るのが好きである。これも散歩のための本。タイトルは煽っているけれど、地図をいかに読み解いて楽しむかという本。地図から読み取れるのは、地形やそこに何があるかだけではなくその歴史、政治、軍事まで。廃線跡なんかはその後をたどってみるのも面白いと思う。2015/12/11
ミエル
7
地図が時代、政治情勢によって形を変え、役割を変える重要機密事項であること、そこに隠されたデータ、そのデータの読み方を簡単に解説している著作、地図好きにはとても面白かった。やはり生き物のよう。製作者の視点、物理的な方角、角度、用途別でセレクトされる情報を読み取る楽しみ方など、地図の読めない苦手な方にもわかりやすく伝わるのでは?現代では、紙に記された地図も形を変え、衛星からの緻密でリアルなデータにとって代わられているが、情報のコアは同じ。2014/10/27
4じゅうから
3
読メ友きたぴーさんからのおすすめ本。この本読むと地図を見るのが楽しくなりますよ。あと、「大字なし」にはなるほど~2014/06/22