内容説明
韓国の日本に対する外交姿勢はますます攻撃的、強硬的なものになってきている。朴槿恵大統領アメリカ訪問で日本の悪口を言い、韓国出身の藩基分国連事務総長は、自分のおかれた立場を逸脱して日本を攻撃、法律を破ってまで日本企業に損害賠償を求める判決──今や韓国の反日問題は超法規的になっている。この異常さの背後には何があるのか。中国を捨てた石平と韓国人をやめた呉善花が解き明かす狂気の国・韓国の真実!
目次
第1章 韓国で沸騰する反日ファシズムの黒幕は誰だ?(入国拒否の理由は「上からの命令」 法治国家ではない国と知性の劣った新聞 ほか)
第2章 小中華思想と事大主義に回帰する韓国(韓国人は金正恩がトップになったことを疑問に感じていない 北朝鮮と李氏朝鮮時代に目が向けられている ほか)
第3章 「中国の反日」と「韓国の反日」(日本を侮辱し、嘲笑する韓国の子どもたち 「野蛮で未開な日本」を前提にした韓国人の民族優越意識 ほか)
第4章 中国経済が破綻するとき、韓国は道連れになるのか(輸出と投資が支えてきた中国経済の落とし穴 中国では異常な量なお金が流通している ほか)
第5章 覇権国家を目指す中国と日本のフロンティア(「海の支配」に挑戦する中国の軍事戦略 中国は「戦わずして勝つ方法」を考えている ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイランド
48
韓国から帰化した呉善花氏と、中国から帰化した石平氏。祖国に対する複雑な思いがあることがわかった。韓国がなぜ反日かについては侮日というキーワードが語られている。感情に対し感情で返せば両国の関係に未来はない。冷静に距離を置くしかなかろう。本書を読んで怖かったのは、アジアの覇権を狙う国、中国であった。海洋支配を狙う中国に我々はどう対処すべきか。友好だけでも対立だけでも、一方だけでは難しいのではないか。経済でも、魅力ある市場であっても、依存することのリスクを、我々は嫌というほど経験したばかり。考えさせられる一冊。2015/09/13
べすたん
22
韓国の呉さんと中国の石さんの対談を本にしたものです。知れば知るほどあの国の異様さを感じます。折りしもMERSがあの国で発生したことは偶然でもなければ運でもなく必然であったと痛感します。普通の人をやめてしまった彼ら…これからどこへ進むのか、申し訳ないですが世界の吉本新喜劇を見ているような錯覚さえ覚えてしまう。笑ってられないことは承知ですが、最悪の状況で最悪の選択をする国民性は通じるところがあると思わずにはいられない。中国が海洋に進出してくることが世界の害となることが良く判った。2015/06/09
ごへいもち
19
う~ん、そういうことなら確かに捨て置け、というしかないな2014/09/21
Pー
14
韓国を捨て日本に帰化した呉 善花氏(拓殖大学国際学部教授)と中国を捨て同じく日本に帰化した石 平氏(評論家)。このお二人の週刊誌的な対談本です。本書は韓国事情が中心だが、中国事情も随所に出てきます。中国と韓国という落ちこぼれ兄弟、どうにもならない異質な二つの国を相手にする必要はなく、特に韓国とはもっと距離を置いたほうがいい、日本は日本の境地を開いて世界を相手にすべきだ。ただ安全保障の面で中国を無視してはいけない。アジアの諸国と連携して、中国の海洋戦略の膨張に対応しなければなりません。ということかな。2014/04/25
AKIKO-WILL
12
韓国の方が書いている本はシンシアりーさんも呉善花さんも読んでいて同じ意見なのは韓国とは距離をおくコトだと言ってるコト!密接に関わるコトよりも関わらない、一歩引くコトを選ぶ。対談本は、会話形式だからとても読みやすいです。ただ、今まさに韓国が以前にまして中国よりな部分は著者同様に危惧してます。2015/07/26