内容説明
この電子書籍は、2009年7月に刊行された文庫版『「ケルト神話」がわかる』(SBクリエイティブ)の内容をもとに加筆・修正・再編集したものです。
アイルランドの神々や英雄、妖精にまつわる神話・伝説は、アーサー王物語(ロマンス)を経て『ホビット』『ナルニア国物語』などの近現代ファンタジーに実を結んだ。あの世とこの世が地続きの不思議な世界を、美麗イラスト60点とともに巡る。
目次
第1章 ケルトの神々(女神ダヌの一族―ダーナ神族 偉大なる大地の母―ダヌ ほか)
第2章 ケルトの妖精たち(かつての女神たちは…―女神たちのなれの果て 死の兆しを告げる妖精の女―バンシー ほか)
第3章 ケルトの英雄たち(神々に仕える樫の木の賢者―ドルイド 英雄クー・ホリンを導いたドルイド―カスヴァズ ほか)
第4章 アーサー王伝説(人ならぬ出自の予言者―マーリン ブリタニアの命運を示す二匹の竜―マーリンの予言 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bashlier
11
3/5 今まで概要しか知らなかったケルト神話を勉強しようと思い立ち、ひとまず登場人物や出来事を網羅的に把握したいと考えて購入しました。年代が整理されており、各登場人物の整理も丁寧・簡潔でわかりやすいです。しばらくギリシャ・ケルト等の古ヨーロッパ文化を学んでみようと思います。2015/05/09
光心
8
アーサー王に纏わる物語を知れれば、と思ったけど本題はむしろそこに至るまでの連綿と続く物語だった。それはそれですごく面白かったし、クー・フーリンやディルムッド・オディナの出自、またルーやヌァザの話なんかも面白くてわりと満足ではある。ただ、如何せん口承の物語が多いゆえに血縁関係とかが分かる図があればなお良かったかな、と。誰が誰の息子ないし娘で、どこの国のどいつと結婚して……みたいなのを脳裏で整理しながらって結構キツイんですがw ケルト神話というか、アイルランドの神話はなんとなく概要はつかめたかもしれない。2017/11/12
maomao
2
ケルト神話について知りたいと思って読んでみた。タイトル通り、内容は充実。2017/12/03
ハム太郎
1
情報量が多く,複数の出典を比べたりして,かなり精緻に文献を調べたことがうかがわれる.ただし事典なので,物語を時系列的,体系的に理解することが難しかった.2021/08/04
Masa03
0
アヴァロン、ってアーサー王なの。 図書館で見つけて、そう言えばケルト神話って知らないな、と思って借りた本。 まぁ、借りるので充分。 内容は悪くないです。ギリシア神話みたいに文献資料が乏しい中、頑張って解説しているところは労作として評価できますが、イマイチ刺さりませんでした。 とりあえず、アーサー王の話を探してみるか。 ウィルフレット=アイバンホーも絡んできたので、元ジハード読者としては、懐かしかったです。2014/12/16
-
- 電子書籍
- シガンバナ(1)