内容説明
五歳になる小春は、常々不思議に思うことがあった。どうして父上には目と鼻と口がないのかしら? 母上は、 「父上はのっぺらぼうだから」と言うけど、顔がなくても小春は父上のことが大好きだ――家族と人間の仲間に囲まれた心優しいのっぺらぼう千太郎が、鋭い勘と特殊な能力で巷の事件を解決する、妖怪捕物帖!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
43
とっても楽しく読了。 のっぺらぼうの同心が主人公。美人の妻は主人公に一目ぼれ。「お顔がさっぱりしている」からですって! 町をあるいても誰も驚かない・・・いやいや読んでる私は驚きましたよ~!!2019/02/20
kagetrasama-aoi(葵・橘)
33
「あやかし同心捕物控」第一巻。アンソロジーで読んで、とっても面白かったので手に取った一冊。同作者さまの「封殺鬼」の主人公の一人の聖を彷彿させられる個性の人(&あやかし)達が登場。そしてあやかしと共存するこの江戸の町が凄く優しくて、温かい気持ちになりながら読了。お気に入りのシリーズがまた増えました。2021/10/22
すがやん
28
のっぺらぼうの同心が居たって、受け入れるのが江戸の粋。クスッと笑えてしんみりもする人情捕物帖。事件は、あやかしも人も関わっていて面白い。キャラがそれぞれ楽しくて、シリーズとして長く書いてくれたら嬉しいかも。しゃばけが好きな人は好みのはず。2017/07/07
☆kubo
25
江戸時代モノで妖怪モノといえば最近珍しくない素材ですが、あの霧島ケイさんがどんな風に描くのか期待して読みました。のっぺらぼうが同心という設定の捕物帳、話せないので筆談だし表情もないけどちゃんとコミュニケーションとれてる上に事件も見事に解決。周りのキャラもみな味があり、会話のテンポも良くサクサク読めました。大変面白かったです。おりんちゃんの耳、触りたいなあ(笑)2014/08/15
はつばあば
25
楽しい作品でした。普通の人も妖怪も仲良く暮らせる時が羨ましい。のっぺらぼうのお父さんに「へのへのもへじ」の顔を書く娘の愛らしさと、その顔を誇らしく思うお父さん。伊助の心優しさ。私は艶さんに憧れるなぁ・・・?それを上回る存在かもしれない(^_^;)。2014/08/09
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