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内容説明
風邪をひいたとき、頭痛のとき、腰や膝に痛みが走ったとき、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が出たとき、私たちは薬に頼って痛みや症状を緩和させますが、「自分は薬の性質をよく知っている」という人はどれくらいいるでしょうか。また、「薬はなぜ効くのか」というシンプルな問いに正しく答えられる人はどれくらいいるでしょうか。「セルフメディケーションの時代」に必要な考え方を、この一冊で学ぶ。
目次
第1章 薬が作用するメカニズム
第2章 どんな薬にも副作用がある
第3章 体の中での薬の動き
第4章 薬害とドラッグラグはなくならない
第5章 ジェネリック医薬品の利点と欠点
第6章 薬剤師を有効活用するには
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
23
★★★★薬は病気を根本から治すものではなく、病気の症状を抑える物質。副作用のない薬はない。薬に頼りすぎることは危険など。この本を読むと薬の真実を知ることが出来ます。2014/05/08
MILKy
8
なんて素敵な本なんでしょ。先ずはこの深井さんのファンになりました◎素敵な薬剤師さん!年下ナンテ!!調剤お願いしたいくらい!先日地元の調剤薬局で薬剤師さんと接したけどそれは酷いモノで、質問すると病院に聞けだのネットで調べろだの…これなら正直私でも薬剤師なれるゎと思った残念な出来事。そんな素人が読んでも噛み砕けるよう易く書いてある。読んでて分かるので楽しくなった。ジェネリックについては難しいなと。定番のアレグラはAGがあるのでSANIKお願いしてみよっかな!深井さんにはまた本書いて欲しい( *´艸`)2014/09/06
とんぼ
7
知ってるようで知らない「薬」の基礎知識。薬は病気を治すものではなく、症状を抑えるもの。目からウロコでした。薬の役割は受容体の働きを強めるか弱めるかの二つであると。これまで漠然と飲めばなんとかなると思っていた薬に対する見方が変わった一冊でした。薬=副作用と敬遠する気持ちもあったけど、ある状態に作用を働きかければ地続きに別の作用が発動するのも当然か、と納得できた。処方された薬は問題ない限り指示通りちゃんと服薬しましょうってこと。2015/09/22
tomoyuki.k
7
とても平易な言葉で薬に関する大まかな知識が解説されている。 セルフメディケーションを行う上で大きな手助けになるのではないだろうか。 薬剤師という職業は医療職の中でも存在感がないが、この本を通して多くの人に理解してもらえることを願う。2014/02/22
MIC
6
薬剤師の方が薬について解説した本。薬が効く仕組みから解説があり、かなり勉強になりました。豆知識もいっぱいありました。グルコサミンやコラーゲンは飲んでもアミノ酸に分解されてから吸収されるので、そのままの効果は出ない。風邪は薬では治らない、特に抗生物質は効かない。2014/03/11