小説あります

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小説あります

  • 著者名:門井慶喜
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2014/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334766931
  • NDC分類:913.6

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内容説明

N市立文学館は財政難のため廃館が決定した。文学館に勤めていた老松郁太は、その延命のため、展示の中心的作家・徳丸敬生の晩年の謎を解こうと考える。30年前、作家は置き手紙を残して行方不明となっていたのだ……。謎解きの過程で郁太は、文学館の存続を懸けて「人はなぜ小説を読むのか」という大きな命題に挑むことに。はたして、主人公がたどり着いた結論とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やも

91
青年はある日、ふと入った古本屋で大好きで尊敬する作家・徳丸敬生のサイン入りの遺稿集に出会って思う。「なぜ遺稿集にサインが?」徳丸は自殺疑惑があるが、その身体はいまだ発見されてなく、青年は存命説を推す。作家と本との不思議な出会いに導かれ、青年は「人はなぜ小説を読むのか」の謎に迫る。幾度も出した答えの全てに、私も読書家として(それや!せやせや!)と膝叩きまくり。お互いを想うからこそ起きたお家騒動も可愛くて、徳丸敬生という作家さんが実在したみたいに感じた。これからを楽しみにしてるよ!と言いたくなるラストが👌2023/03/29

てつ

50
感想の書きにくいほんわかした小説。人はなぜ小説を読むのか、なんて答えさ出ないですよねぇ。2017/09/18

三代目けんこと

49
登場人物の会話や行動に違和感が多く、少し読みにくいなぁ。期待していただけに残念…。2019/11/03

ユメ

42
閉館が決まったN市立文学館の職員・郁太は、存続をかけて二つの難題に挑む。ひとつは、展示の中心である作家が遺した「遺稿集のサイン本」というありえない本の謎解き。そしてもうひとつは「人はなぜ小説を読むのか」という議論。前者もビブリオミステリとして十二分に面白いが、食い入るように推移を見守ったのは後者だ。郁太が最終的に至った結論には膝を打った。小説を読むことには現実からの逃避という側面もある。しかし、その先で得るものは決して厭世観ではない。小説は孤独への片道切符ではなく、希望を抱いて現実に戻る往復切符なのだ。2018/11/23

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

30
読書会紹介用に久々の再読。 「人はなぜ小説を読むのか」友人の意見も聞けて満足。2018/11/18

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