ハヤカワ文庫SF<br> 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

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ハヤカワ文庫SF
宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

  • ISBN:9784150119430

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内容説明

作家/筒井康隆氏絶賛! ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞 深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ! “ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが……ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版! /掲出の書影は底本のものです

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

69
改訳決定版ということで久し振りに手にしたクラーク。やっぱりいいなぁ。人類と地球外知的生命体とのファーストコンタクトを描く。今ではありふれたテーマではあるけど、40年経ってもちっとも古さを感じない。太陽系に侵入した巨大な円筒型の飛行物体、一体誰が、何の為に?次々に沸き起こる謎。最後まで飽きさせません。謎を残したままのラストも、人間の存在なんてその程度のものというメッセージなのだろう。読みながらこれは映像で見たくなった。映画化権はあのモーガン・フリーマンが持っているという。映画化されないかなあ。★★★★2014/03/09

かえで

48
SF賞を総なめにした巨匠の名作中の名作。太陽系に侵入してきた「ラーマ」という謎の巨大人工物体を調査するべく、ノートン中佐以下、乗組員を乗せたエンデヴァー号がラーマ内部へ…未知の物体との邂逅という、まさにSF・冒険ものの王道の展開。先へ進めば進むほど増えていく謎、そして頭の中で思い浮かべるのがままならないほどのラーマ内部の壮大な光景。このワクワクこそがSFの醍醐味のひとつだなと本作を読んで実感。さらにそこに惑星間(惑星連合が組織された未来の話)の緊張関係も加わり、飽きさせない。まさにこれぞSFです。2015/08/20

kazi

43
『2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。”ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァ―号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが……』正直なめてました・・。素晴らしく壮大、そして美しい!!こんなにワクワクする小説ほんとに久しぶりに読んだ。1973年作品との事だが、現代基準で見ても大傑作です。アーサー・C・クラークによって細密に描写されたRAMAの内部世界がお見事。探求心をくすぐられました。2021/05/03

猫ぴょん

41
😍やっぱり面白い〜。 とにかく人類がいかに小さな存在かと思い知らされる。 圧倒的なる存在の「ラーマ」 その先に何があるのか、目的は何なのか。 考えたら眠れなくなる〜🤣 寝たら寝たでカニが夢でチョキチョキ🤣三本足が〜(以下自粛) さぁて、今から「2001年宇宙の旅」でも観るかなぁ✨ そんな気分✨ が、しかし😓 キッチンの惨状。 明日も明後日も仕事の我。 おとなしく片付けするしかないか😭 2023/12/01

Small World

39
物語というよりも、人類が巨大な存在に出会った時のルポという感じ。まさに、ひとときのランデヴーだけで、何も解き明かされないw わかったことは、あまり人類が目に入ってないことだけという………w 外で右往左往する惑星連合の矮小さが、現代を生きる自分たちへのメッセージに感じたのでした。2016/10/23

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