幻冬舎新書 女流官能小説の書き方

著者名：藍川京【著】

幻冬舎（2014/03発売）

• ISBN：9784344983342

内容説明

今や官能小説は、女性が書いて、女性が読む時代。だが、男性と違って女性読者はセックス場面だけでは満足しない。そこに至るまでのストーリーと心理描写に納得したいのだ。では、それはどう書けばよいのか？官能と普通の小説の違い（男女の興奮の差、フェチ描写等）から、種類（不倫、ＳＭ、近親相姦、熟女の手ほどき、時代もの等）、書き方（登場人物、舞台、展開、濡れ場、心理描写、小道具、表現＆用語等）、作家になる方法までを徹底伝授。官能小説の第一人者による小説指南。

目次

序章　私が官能小説を書いたきっかけ
第１章　官能小説とは何か（男女の違い　エクスタシーまでの時間差　ほか）
第２章　官能小説の種類（不倫　熟女もの　ほか）
第３章　官能小説の書き方（出会い　登場人物　ほか）
第４章　官能作家になるために（感情移入　恥ずかしいことを書け　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃりんこママ]

帯の謳い文句が「妄想好きなら誰でも書ける」（書けねーよ！！）手に取れば、初めはその気にさせてくださる。藍川様の凄いとこは、指南書でありながら読者の脳髄をエグルところだ。なまじな官能小説よかよほど刺激的。ヤラレタ感がハンパない。他にも官能小説の指南書はあるんですけどね、女性視点なので入り易いです。…が、しかし、やっぱプロの作家さんは読者のツボを外しませんなぁ…ぞくぞくｗｗ

2014/05/09

[カーミン]

官能小説のいろはから、作家としてやっていく心構えまで分かりやすく書かれています。作者は長編小説を書くときにも、プロットは作らずに妄想だけでペンを進めていくそうです。原稿用紙10枚程度の掌編小説ならまだしも、100枚200枚の作品でプロットを作らずに書けるということが「プロの仕事」なのでしょう。

2015/08/22

[くろまによん]

期待していた情報はあまりなかったが、勉強になることが多かった。ただ自作の引用部分が長すぎて、あまり理論立てられていなかったことが残念。

2014/03/05

[キヌ]

官能小説に興味があるわけでもないのになんとなく読んでしまいました。ユーモア官能小説というものがあることを初めて知りました。ユーモアならちょっと読んでみと思いました。作家も読者も結構女性がいるということに驚きました。

2014/02/04

[カーミン]

再読です。確かに書いてあることはごもっともなのですが、今頃慌てて読んでも12月のコンテスト締め切りには間に合いそうもないわ d(*￣∇￣)。

2015/10/21