内容説明
「貴殿の両親を紹介してくれ」という言葉は告白ではなかった。微妙にガッカリしつつも、白刃さんの熱心な訴えに応じ母親を紹介することに。そこで明かされたのは、俺自身も知らなかった出生の秘密と、隠された能力。それは異常な鋼化能力をもたらすだけでなく、すずみの力とも深い繋がりがあるという。そのため、すずみといつも一緒にいなければいけないという。でも、それは当然のことだと思っていた。夏祭りの夜までは――。大波乱の学園ファンタジー第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
15
これはきっと一巻目から決まっていたこと。彼が食べられそうになり、彼女が食べそうになる、そんな二人のラブラブ風景なのでした。あぁ、どうせなら、映画とか小さく閉じたことをいわず、結婚式までやってしまったもよかったのですよ?(笑)ますぐラブラブな物語、次もこんな風だとうれしいな♪それにしても表紙の氷の子は、クールの皮をかぶった面白キャラに落とし込んだなぁ(笑)2014/02/22
まりも
12
幼馴染大勝利な最終巻。中途半端な戦闘要素を完全に無くし甘いラブコメ路線で最後まで進んでいったので普通に安定感のあるラブコメ作品になったなぁ。 結構大切な設定も吹っ飛ばしてひたすら幼馴染とのいちゃいちゃをしてくれたのは嬉しい限り。リップサービス程度の雫さんの掘り下げはなんだったんだろう。色々と盛り上げれそうな要素があったのでもう少し続けれそうだったんですけどね。蓮華もちゃんと告白したし頑張って纏めれてたと思います。次回作も幼馴染とイチャイチャしようぜ!2014/02/01
天涯
10
完結。バトルシーンにやや難ありと思っていた作品だが、今巻はバトルシーンも特に無く、コメディ部分も満足な出来。鋼平やすずみんの謎、霧生の家庭事情も明らかになり、これから盛り上がっていくのかと思っていたので完結は残念。ただ蓮華の気持ちにも決着が付き、良くまとめられていた。次作にも期待。2014/01/31
まるぼろ
8
個人的には好きな作品だったのですが、残念な事に早くも完結巻です。前巻の引きで白刃が鋼平の両親に会いたいと言った言動は実は色めいた内容では無く、鋼平の出自を確認したいためでした・・・w そしてそれと密接に絡み合うすずみんの暴走のプロセスについてとその対処法が今巻の主な内容です。そして蓮華の一つのけじめの付け方・・・ですかね。うん、蓮華は良く頑張ったと思います。そしてそんな鋼平と蓮華の事を勘違いしてしまったすずみんは・・・。予想通りの大団円で終わってくれてホッコリしました・・・w 次回作にも期待してます。2014/02/11
こうづき
8
2巻で切らなくてよかった! すずみんとこうちゃんのラブラブを堪能。蓮華ちゃんもうやむやにせず、良いラストでした。末長くお幸せに! しかし小石ちゃんが想定外にかわいくて戦慄した。荒気も見せ場あって良かった。バトルがなかったのも良かったな。それでもああいう形で緊迫感は出せるんだなあと。ありがとうございました。2014/02/01