内容説明
全ての記憶を失った青年クロガ。彼が目を覚ましたそこは異形の機械生命体「棄竜」を狩る輝士を育成する地下学園だった。しかし、棄竜の暴走により学園は育成機関としての機能を完全に失っていた。クロガは棄竜から自分を救って力尽きた輝士の遺志を継ぎ、彼が守ろうとしていた“彼女”を探し出し、そして仲間となった少女輝士達と共に生き残るため、棄竜の女王を狩ると誓う。クロガの失われた記憶の奥底に眠る力、真実とは――。学園ドラグーンファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
14
SFファンタジー+ダンジョン+ミステリー要素と結構凝った設定ですね。序盤さえ乗り越えれば結構面白かったです。ただ主人公が後半までお荷物なせいで盛り上がりに欠けるのが難点。また結構やばい状況の筈なのに文章が軽いせいで緊張感も出ないのが痛いかな。普通にハーレムして終りになるような作品ではなさそうだし次巻も買うと思います。まだまだ謎は多いし続きに期待したいです。2014/02/02
メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
12
57点。ダンジョン化した地下学園で棄竜たちを倒しつつ十三階層の女王も元にむかいつつヨルダとの絡みがどうなっていくのか。ヒロイン5人の中に『あのときの女』がいるといったミステリー要素もある作品となっていますね。立ち上がりは用語の説明や、キャラも説明口調が多くくどく感じました。パーティー6人がほぼ共に行動していることもあり、バトルを含めてごちゃごちゃとしていてヒロイン達を生かしきれてなかったのも残念でしたね。まだ謎が多く、次巻以降でこの作品の方向性がみえてくると思うので期待したいと思います。2014/02/02
しぇん
9
ミステリー要素ありなSFファンタジーなのかな?世界観は結構練られているので、序盤は説明タイムが多く少し物語に入るのに苦労しました。敵である棄竜はシャベルカーや洗濯機など機械の性質を継承していたりするのが面白いですね。主人公の記憶も何故こんな世界になっているのかもまだまだ不明なので続きが楽しみです。2014/02/02
1_k
8
ありがちな「騎士を養成する学校」設定ながら、単純なバトルにせずに(食料調達も含めた)強制サバイバルな筋立てにしたのは悪くない。このお陰で、属性のバラエティや仲間のポジションが明確になり、後方支援のような普通のバトルでは光らない技能を生かせたのは上手いと思う。機械獣? なモンスター設定もありそうでなかったので十分新鮮。しかし、全般的に説明や描写が分かりにくく、特に初めのうちはついて行くのが厳しかった。この難点がなければ結構な良作なのだが。2014/02/12
王蠱
8
この作者のデビュー作と出会ったおかげでラノべ読みだしたこともあり久々に著作買ってみたわけだが・・・いやぁ、成長してねぇな悪い意味で(戦慄)『日用品から重機まで様々な機械の特性をもつ怪物とのバトル』という着眼点は結構面白いと思うのだがそれ以外の部分はただ勢いに任せて書いたとしか思えないくらい文章・台詞共にレベルが低い。固有名詞への括弧や『!』の使用がやけに目立ち読みにくい上にキャラもストーリーも弱い。ヨルダはゴミ箱とか掃除機、清掃車あたりの棄竜ではと予想。続きを買うかはかなり微妙2014/02/08