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内容説明
室町以前の「文学」を再構築し、身体芸の総合芸術へと変革した能。その代表的な作品の舞台から、能という装置と身体によって顕わになるものを凝視し、逸脱のテキスト論を展開。能の見方を挑発する現代能楽解体新書。
目次
井筒―象徴と幻像
融―スキャンダルの向こう
清経―歴史のなかの女の声
朝長―「花鳥風月」のかなたに
姨捨―老女物というジャンル
鵺―歓待の精神
松風―二人で狂う
大原御幸―歴史への反ドラマ
定家―突き抜けるゴシック・ロマン
砧―夢幻能からの逸脱