内容説明
宇宙にはどんな天体があり、それらはどうなっているのか?宇宙の果ては?宇宙はどのように誕生したのか?そして宇宙はどうなっていくのか?など、宇宙に対する興味は尽きません。本書は、国立天文台でJASMINE計画を推進する著者が、宇宙に関する重要な語句をピックアップし、実は意外と知られていなかったことなどにも触れながら、易しく解説していきます。オールカラーで天体の写真も入り、最後まで読み切れて、全体像が見えてくる、「ちょうどいい」入門書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
5
とても噛み砕いて、総括的に書かれていて良かったです。手始めの一冊として最適でした。2018/04/19
スプリント
5
まさにタイトルどおりです。深すぎず浅すぎず、広く宇宙について知ることができます。この手の本は日々新しい発見や新説が生まれるので定期的に新刊を追う必要があるのですが、本書のようにわかりやすい説明だと大変助かります。2014/03/12
猫背
4
難しいところは多々あったけれども、とにかく聞いたことある!という単語を網羅的に解説してもらった気がします!一口に宇宙・天文といっても分野が極めて多岐に分かれていることも納得できたので、特に気になった分野について他の本を読んでいきたいと思いました。2017/09/18
Moeko Matsuda
4
簡単というわけにはいかないけれども、興味のある人ならさらりと通読できる一冊ではあるかな、と思います。物理や数学が関係する理論の説明は、それらが得意でない人間にとってはやっぱりちんぷんかんぷんですが、語り口が柔らかいこともあり、それほど気負わずに読み進められるかなと思います。2016/02/15
ゆた
2
今までなんとなく聞いたことがあるけど内容はよくわからないというような宇宙や天文学についての知識を広く知ることのできる内容だった。前半は易し目に書かれていたけれど、後半はどうしても数式とか法則とか出てくるので数理科学系が苦手な方は通読するの結構しんどいかも。 著者も内容の中で触れているが、天文学者というと、みんな星空に詳しくて、普段は空と睨めっこして研究しているようなイメージがある。しかし実際はそうではなくて、多方面からのアプローチによって宇宙の謎を解明しようとしている。私はそこにロマンを感じた。2023/08/19