内容説明
多くのエコノミストは、各種の経済指標から未来を予測する。その国のＧＤＰ、企業の業績、株価、財政状況などを見て、「ありそうな未来」を導き出す。投資家も、大方が同じようなことをしている。だが著者は、未来予測に関しては、その国の「人口」を見る。増えるのか、減るのか。そして次に、教育のレベルが高いかどうかを見る。それだけで、ほとんど確実な未来が描けるのだという。では、「アベノミクス」「2020年・東京オリンピック」で浮かれる日本の未来どうか。残念ながら、著者は悲観的な未来を描く。「老人の街でやる2020年東京五輪」「ものづくり国家・ニッポンの崩壊」「仕事を機械に奪われ、失業者が増える」「増税で締め上げられ監視される市民生活」……。30年以上のメディア生活で培った視点、情報網を駆使し、多くの日本国民が目を背けたい「現実」を提示しながら、今後のビジネス、投資、生活に役立つ「未来地図」を読者に届ける。
目次
どんなビジネスも人口減に勝てない＜ｂｒ／＞日本・中国・韓国、ともに衰退する未来図＜ｂｒ／＞超高齢社会到来、老人しかいない街＜ｂｒ／＞老人の街でやる２０２０年東京五輪＜ｂｒ／＞あなたの街がデトロイトになる日＜ｂｒ／＞ものづくり国家・ニッポンの崩壊＜ｂｒ／＞「２０２０年、日本車消滅」という衝撃未来＜ｂｒ／＞仕事を機械に奪われ、失業者が増える＜ｂｒ／＞英語ができないだけで貧乏暮らし＜ｂｒ／＞さよならニッポン、続々出ていく富裕層＜ｂｒ／＞巨大債務があるかぎり給料は上がらない＜ｂｒ／＞増税で締め上げられ監視される市民生活＜ｂｒ／＞ポルトガルと同じ運命をたどるのか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
kubottar
RYOyan
浅見ヨシヒロ
nori
