内容説明
本書は、ハーヴァード大学(およびアメリカの有名大学)の役割と思想を解剖した画期的1冊である。「第1部『アメリカの代理人』養成所としてのハーヴァード大学」では、最近、「アメリカの代理人」の世代交代が起き、今やその中心に楽天の三木谷浩史氏が座ったこと。また、ハーヴァードを中心に育成された「日本操り人材」がどんな歴史を刻んできたかを丁寧に読みぬく。「第2部アメリカの大学で学ぶということ」では、なぜアメリカが優秀な留学生を受け入れたいかと、その実態はいかなるものかを、著者自身の経験に照らして描く。「第3部ハーヴァード大学の知的パワーを象徴する学者たち」では、文明の衝突を予言したサミュエル・ハンチントンと、現在、最も力のあるジョセフ・ナイについて詳述する。「第4部ハーヴァード大学で真に教えたいこと」では、マイケル・サンデルで有名な共同体優先主義と、究極の政治思想である合理的選択論を解説する。
目次
第1部 「アメリカの代理人」養成所としてのハーヴァード大学(ハーヴァード大学出身者の日本における人脈・最新版―「クリムゾン・クラブ(Crimson Club)」が動かす現在の日本<br/>ハーヴァード大学と日本―戦前から戦後にかけて日本を動かしたハーヴァード大学人脈)<br/>第2部 アメリカの大学で学ぶということ(日本からアメリカへの留学の実態―一大産業である留学 アメリカの大学の授業や制度、生活について―これだけは読んでから、留学して欲しい)<br/>第3部 ハーヴァード大学の知的パワーを象徴する学者たち(サミュエル・ハンチントン―リベラル派に喧嘩を売り続けた人生 ジョセフ・ナイ―「アメリカの理想」に忠実なリベラル派)<br/>第4部 ハーヴァード大学で真に教えたいこと(共同体優先主義―個人至上主義への危険な反発 合理的選択論(Rational Choice Theory)―自分が損をしないこと)
感想・レビュー
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makio37
Kiyoshi Utsugi
乾良人(カムイ)