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内容説明
テレビ、ラジオ、ネット放送、ツイッター――文字どおり「7つの海」を股にかける津田大介が、ソーシャルメディアを中心に、私たちをとりまくメディア環境の現実と未来、それぞれの上手な活用法と連携術、そして、情報の海に溺れることなく、メディアを使いこなすリテラシーを高めるための独自の発想や方法論について、あますところなく解説する。情報メンテに役立つ<最強の羅針盤>。
目次
プロローグ ツイッターで「人」を見抜く<br/>第1章 動かす―メディアはどこへ行く<br/>第2章 受ける―情報のチューニング<br/>第3章 発する―アウトプットの論点<br/>第4章 伝える―発信者として突き抜ける<br/>第5章 魅せる―メディア・アクティビストになる方法<br/>第6章 働く―あらためて仕事とは何かを考える<br/>付録1 特別対談―アルゴリズムに支配されないために 川上量生が語る「人類とインターネットの未来」(川上量生×津田大介)<br/>付録2 特別解説―津田大介論、あるいはパーソナルメディアの誕生(島田裕巳)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワダマコト
32
メディアアクティビスト津田大介さんのQ&Aコーナーがひとまとまりに。Twitterのフォロワーの増やし方や情報の受け手として成長するために必要なこと、就活へのメンションや「やりたいことを見つけるには」といった内容まで、すべて丁寧な回答で網羅している。印象的だったのは、「成熟した情報の受け手となるために」のところ。情報を選ぶには自分のなかに軸が必要で、そしてそれは本屋で作られる、という回答が刺さる。まさにその通りだと思ったわけです。本屋で手に取った本をチラ見で買うか、買わないかの判断を誰もがしている(続く)2014/02/04
ずっと俺のターン
32
何を探しているのかを知らなければ見つからない。探しているものと探しているものの価値をきちんと把握するほうがいい。2014/02/02
犬こ
19
SNS関連の番組となると、たまにテレビで見かける津田さんですが、何の職業なのかよくわからなかったけれどジャーナリストの顔があったんですね。ネット社会の情報分別方法などなど、Q&A形式の構成で文章が読みやすく、分かりやすかったです。著者のイメージがテレビと本では、随分、異なりました。2016/01/26
梟をめぐる読書
13
多分に自己啓発的な読み方をしてしまったものの、新書としては軽すぎず重すぎずの良書。とりわけ今後フリーや編集の立場で食べていく(ことを考えている)人にとっては、見逃せない論点が幾つも詰まっている。一問一答の形式で書かれているので、タイトルで気になった人はまずは目次だけでも見て自分の関心領域と重なる部分がないかチェックをおすすめしたい。マスメディアを一概に否定せず、ネット情報の真偽を判断するのも結局は日々の読書の力なのだ、と言い切るところに「情報ジャーナリスト」としての著者の誠実さを感じた。2014/03/12
焼きそばん
9
ソーシャルネットワークの騎手の一人である著者の本、初読みです。著者のことをぼんやりとしか分かっておらず、そもそもどんな人なのという立ち位置で読み始めました。この本の主題は、どのように情報を取り、それを発信してゆくか?に関する質問を極めて明解でシンプルに回答して私にもわかりやすいです。意外だったのは、本を大事にしているところですかね。2017/02/04