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内容説明
最強のコーヒー理論&実践書!
自家焙煎の第一人者「カフェ・バッハ」の田口護氏と、人気サイト「百珈苑」主宰者で科学者の旦部幸博氏がタッグを組んだ最強のコーヒー理論&実践書! 多様化するコーヒー豆の基礎知識をはじめ、自分好みの味を見つけることができる焙煎の薀蓄などを紹介。さらに最新の知識をもとに、コーヒーの香味を自在にコントロールできる抽出までを、科学的エビデンスとともに詳しく解説します。
第1章 コーヒー豆の基礎知識
コーヒーのおいしさとは/アラビカとロブスタ/コーヒーの栽培/果実と熟成―味と香りの関係/精製―味と香りの関係
第2章 コーヒーの焙煎
焙煎とは何か/焙煎機について/焙煎とコーヒー豆/焙煎と豆の水分/焙煎のサイエンス/焙煎の理論と応用
第3章 抽出の科学
抽出方法と味・香り/抽出器具による味・香りの違い/抽出温度による味・香りの違い●巻末●
〈付録1〉焙煎アロマチャート/焙煎テイストチャート
〈付録2〉SCAAフレーバーホイール
目次
第1章 コーヒー豆の基礎知識(コーヒーのおいしさとは アラビカとロブスタ コーヒーの栽培 果実と熟成―味と香りの関係 精製―味と香りの関係)
第2章 コーヒーの焙煎(焙煎とは何か 焙煎機について 焙煎とコーヒー豆 焙煎と豆の水分 焙煎のサイエンス 焙煎の理論と応用)
第3章 抽出の科学(抽出方法と味・香り 抽出器具による味・香りの違い 抽出温度による味・香りの違い)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
禿童子
24
知る人ぞ知る南千住の喫茶店カフェ・バッハのオーナー田口護さんと微生物専門のコーヒー研究者・旦部幸博さんがタッグを組んだ「コーヒーのおいしさ」の探求本。生豆、精製、焙煎、抽出の各段階について、香りを求める欧米と、味にこだわる日本のコーヒーマニアの嗜好の違いを挙げて、よく読むとドリップによる抽出を高く評価しているよう。雑味が含まれる泡を入れないように。所要のカップ数より少なめにドリップして濃さをお湯で調整するのも可。私が毎朝入れているやり方も理にかなっているらしい。新鮮な豆はドーム状に膨らむというのも納得。2019/01/21
ワダマコト
22
コーヒーと科学の融合。こうやってどんどんコーヒーのことが科学的に判明していけば、それをプログラムして人手と区別がつかないコーヒーメーカーも作れてしまうようになるだろう。店で飲むコーヒーよりも自分でエアロプレスで淹れたほうが美味しいことに気づいたシリコンバレーのエンジニアたちは、もう動き出していて、すでに湯量や湯音調整機能がついた商品を創ってしまったらしい。100万くらいするけど(笑)。でも、そうやって進んでいくんです。今わかるコーヒーの全てをつめこんだ、悪魔のように濃い本だ。2014/10/23
砂糖と塩
10
文体がちょっと上から目線で、強気な印象もありましましたが、一つ一つの内容は、とても理解しやすく書かれていました。素人の自分が数日に分けて読んでも、内容がすんなり頭へ入ってくるほどです。一方で、最も比重の置かれているのが、豆の焙煎についてだったりするので、煎った豆を買ってきて市販のコーヒーメーカーで淹れてるだけの身としては、即座に実践できる部分は、ほとんどありませんでした。単なるコーヒー好きからマニアの域へ踏み出した人、あるいは人に飲ませるための技術を身に付けていきたい人向きの本だったかもしれませんね…。2015/04/01
Yuji Hamano
7
これほどまでにマニアックにコーヒーを科学的に分析している本に出会えた事に感謝。「良いコーヒー」へたどり着くために、コーヒー取り巻く要素(豆の品種、産地、豆の取り出し方、焙煎方式、焙煎加減、挽き方、抽出方式 等々)といった、ありとあらゆる要素の与える影響を、コーヒーの酸味と苦みを踏まえながら非常に分かりやすいチャートを駆使して説明してくれている。重要な考えは繰り返し教えてくれるので、一読して読み終えるころにはコーヒーを語れちゃうようになった気になるw。もちろん実践しながら何度も読み返すべき本だと思うが2014/04/21
hoiminsakura
6
コーヒーの美味しさを成分の分析や味と香りの関係解析などを通して、感覚的なものを科学で捉えようとした1冊。私が普通に入手できるコーヒー豆は、産地や種類などはメーカー任せのブレンドで、焙煎の方法はいざ知らずその度合も、中炒りか深煎りか程度しか選択できない。ただ、抽出の方法によって味や香りが違ってくるその具体例はとても参考になった。メリタを愛用しているが、このひとつ穴の特徴を使って、また更に低温で、今日からもっと満足のいく珈琲が飲めると思った。2021/12/17