じっぴコンパクト新書<br> 本当はこんなに面白い「おくのほそ道」 - おくのほそ道はRPGだった!

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じっぴコンパクト新書
本当はこんなに面白い「おくのほそ道」 - おくのほそ道はRPGだった!

  • 著者名:安田登
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 実業之日本社(2014/08発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408331096

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内容説明

中学・高校で、だれもが触れる、松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。でもこの物語、実は当時の門人たちがゲーム感覚で楽しみながら読んでいた、今でいうロールプレイングゲームのようなものだった! 当時の流行芸能であり、知識人の常識でもあった「能」をキーワードに読み解いてみると、その実態が見えてくる。『おくのほそ道』というロールプレイングゲームでのゲームマスターは松尾芭蕉。参加するのは蕉門の人たち。門人たちは、自分がまだ行ったことのない東北を、松尾芭蕉のトークとともに旅をした。現代のロールプレイングゲームでは、怪物の巣食うダンジョンに迷い込み、怪物たちと遭遇するが、『おくのほそ道』では、芭蕉が実際の旅で迷ったように人々も迷宮に迷い込み、行く先々で詩人の魂や亡き人の霊と出会う。怪物と戦う代わりに、詩人の魂と交流をし、怨霊を鎮魂し、四季の景色を愛でて、名所を一見する。コスプレあり、ジョブチェンジあり、パラレル・ワールドあり。まったく新しい視点から読み直した、本当は面白い『おくのほそ道』の世界をご紹介しましょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

15
ネット上にアバターをおき、スマホの画面を乱打することは普通で、なぜか目に見えるツールを介さずパラレルワールドに飛ぶと精神病扱いされる。が、元来日本人は共感覚性を保持してきた。否、そもそも感覚器官を五つに分けたのが問題だ。島国日本は篳篥というデジタルな五線譜にのる前のオーボエの原型を留めたのに似ている。本書は歌枕というイマ/ムカシの境界を紛らかす呪文を携え、怨霊義経を鎮めるためにジョブチェンジしながら旅をした芭蕉(西行コスプレ)の物語だ。奥の細道の読者は連句なるRPGで共に世界を旅する。日本に切り込む一冊。2014/01/21

Kumisuke92

9
能楽師にしてゲーマーという著者ならではのおくの細道解説。西行の崇徳院鎮魂になぞらえての義経鎮魂の旅だったという視点が新しい。西行や東北を旅した貴族の貴種流離譚に思いを馳せ、時に夢幻想の世界にさまよいながら、クライマックスの平泉へ。芭蕉はよく泣くが涙こそが最高の鎮魂なのだそうだ。実は私もこの夏高館から衣川を眺め、繁栄する奥州藤原氏と義経一家の姿に涙する芭蕉と気持ちが重なる不思議な時間を過ごしていた。時空を越えた芭蕉の鎮魂が、義経の心を穏やかにしているのだということを、この本を読みながら再確認再実感している。2016/09/11

Yuji Hamano

7
芭蕉の歩いた奥の細道(とくに前半の深川から平泉)の旅を能楽師である著者がRPGゲームとして解説してくれている本。 逆説の日本史シリーズでも指摘があるように日本史理解には怨霊信仰が外せず、鎮魂の重要性を認識した上で読んだのが良かったのか、大変に面白かった。能では基本知識(霊、シテ、ワキ)が分っててこその奥の細道を解説されていくうちに能にも興味がわいて来た(映画の中の信長はいつも能を舞っているし)。 残念ながら自分には芭蕉の俳句とRPGの知識が精一杯で、西行、能、義経あたりの知識が乏しく課題を感じた。2014/02/15

ryo

7
今でこそ古典の授業とかででてくるからこっちも身構えて「勉強」してるからなぁ。当時の人が読むには、これまた今はちょっと硬いイメージであまり知らない、「能」のパロディ、じゃないな、能のオマージュというか、小ネタか散りばめられてて、それが面白い、能の知識混みで読んで楽しめる、っていう気軽に読めるお話だったのかな。2014/02/06

こばこ

5
「おくのほそ道がRPG?!指南書は能?!」と驚きながら手にとった。どういうふうに面白おかしく書かれているかと思うと、4つの区切りも理解できるしラスボスもいるし、それに能との関連性も顕著で、思ったよりしっかりしていた。私は「おくのほそ道」自体読んだことがないので、是非真偽はわかりませんが。ただ風流すぎて私の感覚ではどうにもよくわからない解釈もあった。(「兵どもが夢」) 義経一門・藤原一族の最期が書かれてあって、圧倒される思いだった。まったく知識のない私でもぼんやりと全容がつかめるようなわかりやすい本でした。2015/02/13

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