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内容説明
<ピリオド>と呼ばれる事実上の第三次大戦から数十年。本は博物館に収められ、ケース越しでしか見られないような貴重な文化財になっていた。そんな時代に、本を愛し本を求める人々が集う場所があった。<特別探索司書>のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。紙とインクと糊の匂いに満ちた楽園へ、ようこそ。――『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが描いた原作小説を、『ブルーバード ブルー』の楠田夏子がコミカライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
*すずらん*
68
人が存続する限り本は死なない。人から人へと渡っていく。その中には命が宿っているから。ワルツさんの本に寄せる慈しむ様な尊い想いを、読メの私達もきっと抱いてる。不安定な自分が倒れてしまわない様に、本の重さをしっかり抱えて今日も立っている。本は人の手に渡りながら魂を重ねていくのだろう。今迄に手に取ってくれた人の涙や笑顔を、本は全てを覚えている。だからか図書館の本には、書店で売っている本よりも重厚感を感じる。手に取ってこの本が歩んできた遥か彼方からの旅路を想う。私もその旅の仲間に入れてもらえる事を嬉しく思いながら2014/03/15
ソラ
32
原作は読了済み。コミカライズ版は「ことことカルテット」の作者さん。コミカライズは手ごろに読み返せるから良いなと。2014/07/27
紅(mokomoon)
20
紅玉さん(⌒‐⌒)☆と即買いしちゃったマンガ♪ 原作ある(^_^;)ホホホ 改めて読みます。 本が貴重で博物館にある時代に図書館運営してるらしい時代。 ~本の質量、生きる希望と実感を手渡したい~ こどもたちに残したい紅もそう思ってます(*^^*) 2014/02/17
ぐっち
15
原作が好きなうえに、コミカライズが楠田夏子さんというので手に取ってみました。原作をコンパクトにまとめてて入りやすいですね。こういう雰囲気が好きな方は原作もぜひ~。ワルツさんは原作のイラストではもっと背が低いイメージだったので、背が高くてびっくり。楠田さんは「ことことカルテット」とかのときのほうが絵が好きだったな…。2014/03/08
シュエパイ
11
わーい、コミカライズ版を見つけて、何も考えずに買っちゃったよーい♪「なにも無理に本の形にしなくていいんじゃないかな」って、学校の先生が問いかけるシーンが、続くワルツさんの答えが、やっぱり何度読んでも大好き。・・・いつか、この本も、電子書籍で読まなくちゃいけない日が来るのかな。そんな、うまく言えない感情が、小さく頭の片隅にとぐろを巻くのですよ2014/01/31