ハヤカワ文庫NV<br> カンパニー・マン(上)

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ハヤカワ文庫NV
カンパニー・マン(上)

  • ISBN:9784150412982

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内容説明

アメリカ探偵作家クラブ賞ペイパーバック賞&フィリップ・K・ディック賞特別賞W受賞!  ときは1919年。驚異の技術力を誇るマクノートン社の介入で大戦が回避された世界。空には飛空艇が飛び交い、地下路面列車が縦横無尽に走る巨大都市イヴズデンを流れる灰色の運河に、男の死体が上がった。人の「心の声」を聞くことができる保安要員のヘイズはマクノートンの組合員と見られる男の死に興味を抱く。社からも組合内部の動向を探るようにとの指令が下り……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとめくん

14
圧倒的な技術力で世界の一大勢力となっているマクノートン社。大企業なるがゆえに内部矛盾も抱える。社に関わる殺人事件を捜査する保安要員のヘイズの周辺でさらに不可解な事件が相次ぐ。マクノートン社自体が大きな秘密を抱えているようなので(下)でそのあたりがどう明かされるのか、楽しみ。2015/01/26

すけきよ

12
人の心を読める調査員が主人公という解説を読んで、最近の作品で言うなら『地上最後の刑事』のように、SF的設定の上に立脚してるけど、基本は普通のミステリなのかと思いきや、これ、青背で出てもおかしくないな~。マクノートン社によって大戦が回避された1919年。摩天楼をチューブがつなぎ、飛空艇が飛び交い、地下には列車が縦横無尽に走り、周囲の街を吸収しながら無秩序に巨大化を続ける巨大都市が舞台。スチームパンクがセピア色なら、こちらはブルーグレイのスティールパンクと言った趣。【つづく】2014/01/17

ひびキング

8
ミステリなのかSFなのか…20世紀初めの平行世界を舞台にしたミステリですが、時代設定を感じさせません。が、想像されるのは色の無いモノクロの世界です。中盤以降SF色が俄然増し下巻への興味をかき立てます。曖昧な時代設定の必要性は明らかになるのかな?2014/03/30

けいちゃっぷ

7
マクノートン社は謎の技術力で第一次世界大戦を回避させたほどの巨大企業なのだが、どうも読んでても圧倒的な巨大さが見えてこない。 地域ではそこそこ大きいブラック企業みたいな雰囲気。 特殊な能力を持つ、保安要員のヘイズの周辺では不可解な事件も。 最底辺をさまようヘイズは何を見つけようとしているのか・・・。 448ページ 2015/10/02

みろ

5
どこからきたのか謎の技術で劇的に変化した20世紀初頭のアメリカ西海岸の街を舞台にした特殊能力のある探偵(ヤク中一歩手前)の話。事件がなかなか派手でさくさく読める。2014/11/07

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