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内容説明
法話と料理で十二ヵ月をたどり、「食」を考える仏教×料理エッセイ。著者はアメリカでMBA取得後にお寺を継いだ、異色の料理僧。住職の傍ら、若手僧侶によるサイト「彼岸寺」創設や、イベント「暗闇ごはん」を主催、仏教に新風を取り込んでいます。精進料理に近い「ほとけごはん」を「主義やカテゴリでなく、生き方として食と向き合う実践の場」だと語る著者。「命」は有り難く、そしておいしく、「いただきましょう」。 200ページ
目次
氷解の章(一月 菜―暗闇で人参を食べ比べる 二月 菜―耳で音を、鼻で香りをつかまえながら大豆を炒る 三月 菜―芽吹いたばかりの菜の花への感謝)
薫風の章(四月 菜―誕生仏に注ぐ甘茶で煮るさつまいも 五月 菜―そら豆と枝豆の食べ比べで季節の移ろいを感じる 六月 菜―大切な人の心が宿る梅干し)
流水の章(七月 菜―すべてを食べきる、茄子遊び 八月 菜―とうもろこしという万能選手に感謝 九月 菜―こちらとあちらを繋ぐ彼岸寿司)
落葉の章(十月 菜―死を考えながらきのこを食べる 十一月 菜―報恩講で小豆を食べながら親鸞聖人を偲ぶ 十二月 菜―すべての残り物をいただく、飛龍頭椀)