中公新書ラクレ<br> 料理僧が教える ほとけごはん 食べる「法話」十二ヵ月

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中公新書ラクレ
料理僧が教える ほとけごはん 食べる「法話」十二ヵ月

  • 著者名:青江覚峰【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2014/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784121504838

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内容説明

法話と料理で十二ヵ月をたどり、「食」を考える仏教×料理エッセイ。著者はアメリカでMBA取得後にお寺を継いだ、異色の料理僧。住職の傍ら、若手僧侶によるサイト「彼岸寺」創設や、イベント「暗闇ごはん」を主催、仏教に新風を取り込んでいます。精進料理に近い「ほとけごはん」を「主義やカテゴリでなく、生き方として食と向き合う実践の場」だと語る著者。「命」は有り難く、そしておいしく、「いただきましょう」。 200ページ

目次

氷解の章(一月 菜―暗闇で人参を食べ比べる 二月 菜―耳で音を、鼻で香りをつかまえながら大豆を炒る 三月 菜―芽吹いたばかりの菜の花への感謝)
薫風の章(四月 菜―誕生仏に注ぐ甘茶で煮るさつまいも 五月 菜―そら豆と枝豆の食べ比べで季節の移ろいを感じる 六月 菜―大切な人の心が宿る梅干し)
流水の章(七月 菜―すべてを食べきる、茄子遊び 八月 菜―とうもろこしという万能選手に感謝 九月 菜―こちらとあちらを繋ぐ彼岸寿司)
落葉の章(十月 菜―死を考えながらきのこを食べる 十一月 菜―報恩講で小豆を食べながら親鸞聖人を偲ぶ 十二月 菜―すべての残り物をいただく、飛龍頭椀)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

27
ありがたいお話だけど、堅苦しくはない。精進料理をいただきたくなりました。2015/05/04

けいた@読書中はお静かに

22
まさに食べる「法話」。料理僧が季節ごとの食を通して仏教の教えを優しく説いてくれる一冊。あまり宗教っぽくなく、生きる上で忘れがちだけど、大切なことを教えてくれます。特に感動したのが「五観の偈」。子供の食育にもいいなって思います。読んだ後は母に渡すつもりでしたが、あまりにも良著のため、自分用にもう一冊買います。2015/09/20

Book Lover Mr.Garakuta

16
【図書館】【速読】:今回借りた中で、一番興味があった本。所謂精進料理と呼ばれるお寺料理の話。料理僧である青江覚峰が自ら執筆したほとけごはんと法話集。食の面から仏の世界が分かるのでかなり面白いですね。使えない野菜があるのは知らなかった玉葱長葱韮大蒜らっきょうはにおいが強く精がつくのはさけて食べるそうです。2022/02/20

しおつう

13
精進料理を菜、饗、甘に分けそれぞれ1~12月までの旬の料理として紹介されている。その中に僧侶である著者が自分なりに解釈した仏教の教えを解りやすく織り混ぜて一冊の本に纏めたものであるが、心が洗われるとまでは言わないまでも、ストレスだらけの毎日の中でちょっとした心のストレッチになるかな、と思える一冊。2015/01/11

ひめぴょん

11
四季折々の食べ物に絡めた法話集。仏教的考え方を最近いろいろと学んできたので、すとんと入ってきました。実際にここで紹介されているレシピを使って何か作ろうかと思うものはなかったですが、お話は良かったです。 以下は文中引用とミニ感想です。 仏教とは「自ら問いを持ち考えること」を大切にしている教え。「これでよい」という正解はない。 比較には自分の思いがついてまわる。物事に良い悪いという価値観をつけて判断するのは、ときに物事を正しく見ようとする目を曇らせてしまう。 体内で生み出す毒(怒りや憎しみ)に対しては意外と無2023/03/08

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