なくしたものとつながる生き方

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なくしたものとつながる生き方

  • 著者名:尾角光美
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • サンマーク出版(2014/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763133434

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内容説明

大切なものを失ったとき、どうすればいいのか
僧侶や経営者、多くの人が耳を傾ける“希望”を感じられる生き方


読者のみなさんは、グリーフという言葉をご存じでしょうか。
「大切な人やものを失ったときに生まれてくるその人なりの自然な反応や、感情、プロセス」をグリーフ(日本語では悲嘆と訳されます)と言います。
著者は現在、「リヴオン」という団体で、グリーフを抱える人をサポートする「グリーフケア」に従事しています。
著者がこの活動をはじめることになったきっかけは、10代で経験した親の死でした。
著者自身もうつや、腰痛、不眠など、グリーフからくる心身のさまざまな反応に長年苦しみました。
しかし、その過程で、悲しみと悲しみが出会うと希望になること、人とのつながりの中で生きる力が培われていくことを知ったと言います。
大きな悲しみを経験したあとで、人はどう生きていくことができるのか。
そして、傷ついた自分の中に、もう一度力を取り戻すためにはどうあればいいのか。
そのヒントが、本書には綴られています。大切なものを失うこと――死別をはじめ、それはいつか誰もが経験することかもしれません。
その時がおとずれたとしても、自分を手当てする方法がある。だから大丈夫だと信じられる本です。
自分を支える力に、本書を通して気づいていただけると思います。


*目次より

Chapter1 見る
Chapter2 祈る
Chapter3 忘れる
Chapter4 触れる
Chapter5 ゆるす
Chapter6 信じる
Chapter7 生きる

目次

1 見る
2 祈る
3 忘れる
4 触れる
5 ゆるす
6 信じる
7 生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

12
◎ ポッドキャスト「こまった時の聴き込み寺」で知った本。病気、災害、自殺等で大切な人を失った遺族を支える活動に携わる尾角さん。父親は事業に失敗して失踪。母親は「あんたなんて生まれて来なきゃ良かった」と言い続け、うつ病で自殺。兄はアルコール依存症で、尾角さんに「死ね」と罵声を浴びせ、荒れた生活の末に孤独死。尾角さんは、死は乗り越えるものでも、立ち直るものでもないかもしれない、悲しみはひとつ消えても、また生まれ続ける、と言います。読んでも何か答えが得られる訳ではないけど、なぜか繰り返し読んでしまう本です。2014/05/21

ひめぴょん

3
多くの人から見れば不幸の連続のような人生を送られた著者ですが、友人の支えの中でじっくり人生を歩んでいるのが伝わってくる本でした。 ・「目の温度」という小見出しの部分では、あたたかいまなざし、冷たい目、熱い視線とそういえば、「目は口ほどにものを言う」「目と目で通じ合う」などけっこう大切なコミュニケーションツールなのだと再確認。 ・主導権は自分!亡き人への思いが強いとき、腎性の主導権をその人にゆだねてしまうことがある。でも、自分の人生なのだから主導権は自分。自分の幸せを見つけましょう。 2015/10/26

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

3
残念ながら人は失ってはじめてその大切さに気づけるということが多い。しかし、失ったことの意味が大切さに気づけるだけというのは辛いもの。失ったという体験をただの痛みで終わらせないためにも、失ったことから始まるものを続けていくということが必要なのでしょう。そのプロセスがきっと癒し。2015/08/20

osakaspy

3
悲しいことを受け入れている姿勢に、感動というか頭が下がるような、でも、とっても爽やかで元気が出るような~素晴らしい本です。上手く説明できませんが~、吸い込まれるように一気に読めるので、とりあえず、多くの方に読んで欲しいと思いました。特に、大切な人をなくしてしまった方、困った状況にある方、少し元気の出ない方、著者の自然体な生き方に共感できると思います2014/01/20

あぽ

2
ダライ・ラマ法王が彼女の招きによって日本に訪れ、会話を交わした、というエピソードから知った本。同年代で、こんなに頑張っているひとがいるのだと思うと励まされる思い。わたしもがんばろ。いちばん琴線に触れた文言は「嫉妬とは、あなたが望んでいるものを教えてくれる感情」というエピソードだった。私はわたしの望むものがようやくわかった気がする。2014/03/15

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