徳間文庫<br> 風のなかの櫻香

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徳間文庫
風のなかの櫻香

  • 著者名:内田康夫【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 徳間書店(2016/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198937898

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内容説明

奈良の由緒ある尼寺・尊宮寺の養女として迎えられた櫻香(さくらこ)は、尼僧・妙蓮たちに大切に育てられた。尼になることに疑問を抱くことなく育った櫻香だったが、中学生になると不審な事件が相次ぐ。「櫻香を出家させるな」と書かれた差出人不明の手紙、突然声をかけてきた見知らぬ女性――。不安を覚えた妙蓮は、浅見光彦に相談を持ちかける。謎に包まれた櫻香出生の秘密を浅見光彦が解く!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

68
相変わらずのフットワークの軽さは何十作品あっても変わらないところが安心して読めるところ。今回は、母上のお許しの元事件解決に挑む浅見さん。浅見さんのシリーズの良いところは、歴史や日本各地の知らない場所などを知るきっかけにもなる。今回は、女性がたくさん出てきているけれど、昔ほど物怖じしていないような気がする。携帯もつかいこなしているようだし。浅見さんも進化しているんだな。2015/04/05

Taka

63
浅見光彦シリーズ。またまた抜群の安定感。浅見光彦が携帯電話を持っているところからすると割と新しい作品。風、櫻、香といった漢字からも連想される通りに爽やかな作品だった。夏休みの最後に良い一冊に出会えて感謝。2018/08/19

アーちゃん

23
知人から頂いた本。2014年文庫化。数年前に結構読んだ浅見光彦シリーズは今読んでも安定感があります。今回の舞台は奈良と鳥羽。実際の尼寺をモデルにした、一人の少女をめぐる事件は珍しく浅見にとってのヒロインが不在。強いて言えば尼僧として登場する妙連さんなのでしょうか。最後の著者による「自作解説」も面白かったです。2018/11/12

ゆみ

15
何作読んでも変わらぬ(?)、浅見らしいラストだと思った。本当なら全てを警察に届けるべきだけど(汗)。死んだ人間が死ぬに値したと判断したこと(それを決めていい人間は、本来いないのだけど)と、苦労した二人の幸せを天秤に掛けた結果、浅見は何も言わないでおくことに落ちついたのだと思った。今回はまぁ良かったかもしれないけど、浅見の結論から悲劇も過去に起こっているから、そこには内田康夫氏の書く浅見を、好きか嫌いかに分かれるのかもしれない。私は納得できなくても、受け入れ続けてきたタイプです。2022/11/10

sarie

11
光彦シリーズ110弾。丁度ドラマが放映されていたので読んでみました。 今作は奈良の尼寺としても有名な「尊宮寺」へ尼僧の取材に行くが、取材ではなく事件の依頼だったというお話。 物語の内容は安定した面白さでした。 2016/04/01

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