内容説明
日本人の素晴らしさはどこにあるのか。一方で、中国の道徳がなぜ最低といえるのか。日本人の心にある”善意を超えた価値観”を探究した日本文化論集成。日本と中国の道徳観は根本的に違っている。「中国の道徳教育は、結果的には偽善と独善しか生み出さなかったことも、歴史が証明しています」「日本人が『誠実』や『真心』を重んじるのは、神代の時代から連続と続く伝統です」
目次
1章 今、日本の道徳が荒廃している
2章 日本の道徳が退廃した理由
3章 なぜ中国の道徳は最低なのか
4章 善悪とは何か
5章 「善悪の彼岸」の思想系譜
6章 原罪から見た恥の文化
7章 日本の道徳教育の歴史と愛国心の論議
8章 道徳を超える日本文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
残心
0
儒教倫理のためか中国では、道徳教育を強いれば社会が益々退廃し、人間も益々悪くなる。世俗化した民族には、宗教心が不在なので怖いものなし。忠・孝はもともと、義務はあっても権利のない絶対服従のみの一方的な倫理。「仁に過ぎれば弱くなる、義に過ぎれば固くなる、礼に過ぎればへつらいとなる、智に過ぎれば嘘をつく、信に過ぎれば損をする、勇に過ぎれば暴になる」は伊達政宗の家訓。日本人の道徳の軸は「誠」。村八分は日本人の思いやりで中国では粛清。自然への畏敬、衆生への慈愛が日本人の原点。神道と仏教。内容多いがまとまりに欠ける。2017/09/17
図書館おじさん
0
道徳力は積むものだ




