支店長勝野俊介

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

支店長勝野俊介

  • 著者名:真宮角太郎
  • 価格 ¥1,782(本体¥1,620)
  • 金融財政事情研究会(2014/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784322123869
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

内容説明

支店長の真の使命は銀行の信用を守ること
部下行員の着服・横領、反社会的勢力による執拗な攻撃……
きょうもどこかの銀行で起きている現実に、一人の支店長が敢然と立ち向かう。

元地銀支店長が書き下ろした金融小説。
だからリアリティがすごい!

【あらすじ】

第1話 まだら
  主人公 勝野俊介は新任支店長として西国銀行桜木支店に着任するが、着任早々、店頭でテラーに食って掛かる白髪の女性を目撃する。その女性は支店の渉外係に現金を預けたが、まだ預金証書をもらっていないと繰り返し訴えているという。以前、支店では申出に基づいて調査したが、「現金を預かった形跡はない。痴呆の気がある老人の勘違い」として申出を退けた経緯があった。だが、支店の調査結果に疑問を感じ、単身調査に乗り出した勝野が探り出した事実は……。
  金融不祥事の発生メカニズムと不祥事調査の難しさ、銀行員のモラルと支店長の責務のあり方を現場から問う。
   
第2話 反社(はんしゃ)
  ある日、桜木支店は些細な事務ミスを原因に暴力団員と思われる一団から激しい攻撃を受ける。勝野は毅然と不当な要求をはねつけた。だが、黒い手は、一人の行員の怯気につけ込み、正常な取引に偽装した融資案件を通じて再度支店に襲いかかってきた。敢然と立ち向かう勝野と、側面から支える県警OBの「お客様相談室」参与、銀行の顧問弁護士たち。「私を最前線から外さないでください。再び反社から攻撃を受けても、私は決してひるみません」――“お礼参り”に傷つきながらも現場復帰を訴える勝野の覚悟に、頭取は新たな辞令で応える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぇん

12
KindleUnlimitedで。作者の経験をもとにしてるのかもしれませんが、実質二部構成になっており。一部、銀行内部の問題。二部は反社との戦いと、どこからどこまで話が繋がっていくのかとか少し戸惑いました。銀行の世界は今となっては半沢ドラマの世界のイメージで見てしまいますが中々大変そうですね2022/12/16

Takateru Imazu

2
支店長 勝野俊介 2013/12/20 真宮 角太郎 (著) 著者は大学卒業後、地方銀行に入行。4ケ店の支店長を経験した後、本部の顧客相談部署に配属され、苦情・クレーム、トラブル処理に従事。本書は小説家としてのデビュー作。 本書にの構成は2章から成る 行員の着服を議題にした①まだら 反社会的勢力との戦いを描いた②反社 半沢直樹は融資役席の視点から書かれた作品であるのに対して本書は支店長の視点で書かれた支店長版半沢直樹である。 散りばめられた銀行あるあるでは、勉強になることも多く、リアリティに基づい2015/06/04

Yunemo

1
出版社からすると、内容については、ほぼ著者が体験した現実なのでしょう。銀行の支店長の役割って本当に難しい。「まだら」と「反社」ですか。どの業界においても、不祥事、苦情、反社との戦い、現場にいれば間違いなく遭遇する。でも避けて通りたい。個人としては、逃げたい、助かりたい、係りたくない、気持ちで一杯。だって誰が守ってくれの。ここ数年、新聞紙上を賑している事件、あるいは三面記事等、当てはめてみれば、大半がこの著作のようなことから始まっています。改めて、組織防衛、逃げないその具体策、頭では理解して読了なのですが。2015/04/29

たかし

0
ありそうな事案で、ページが進む。高齢者・認知機能に問題が見られる方からの苦情、行員の不祥事、苦情から反社会的勢力に個人がつけこまれ、組織で対決。2014/02/12

晴れ

0
 最後はまじかよという展開を迎えたが全体的に読んでてスカッとする流れの内容だった。 2023/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7863834
  • ご注意事項

最近チェックした商品