内容説明
気持ちの良いスタイル、お気に入りの手料理、ご自慢の手土産、行きつけの店、休暇の過ごし方から、ひそかに集めるコレクションまで……。大の読書家でもある女優・鈴木京香が、自分にとっての「好き」を集めて、ユニークな視点で綴り、写真に収めた人・コト・モノ辞典。女優生活２５年に記した初エッセイ。知られざる鈴木京香の毎日がこの１冊に！
目次
ａｌｏｎｅ
Ａｃｒｏｓｓ ｔｈｅ Ｕｎｉｖｅｒｓｅ
ａｎｇｅｌ
ａｒｔｉｓｔ
Ｂｏｏｋｓｈｅｌｆ
Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ―溶けてなくなる前に
Ｃｏｏｋｉｎｇ
ｃｏｆｆｅｅ
Ｄｅｓｅｒｔ―砂漠のベッド
Ｄｒｅａｍ―無限の網〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺
53
【読メ上品部】御存じ鈴木京香の唯一の随筆集。ＡtoＺで各々短い文の辞典的構成。私がハイティーンの頃、NHKの朝の番組で初めて鈴木京香を見た。朝ドラ『君の名は』放送直前の生放送インタビュー。当時は大学生だった鈴木京香を見てハートを撃ち抜かれた。こんな綺麗な人がいるのかと思った。あれから約20年。更に素敵で上品な女性っぷりに磨きがかかっていて眩しい。鈴木京香の本棚の写真があるが、洋書や画集が多く、文豪の名作は古書で持っている。美術・映画・お洒落・グルメ等に詳しく博識で凄い。私の憧れなので楽しく読了。2015/07/07
らむり
35
鈴木京香さんのイメージ通りのエッセイでした。2014/03/02
むぎじる
35
私が思う鈴木京香さんは、品があって、高貴なイメージ。このエッセイを読んで、そのイメージが崩れることはまったくなかったことに感激。そして、少女のようにチャーミングでひたむきな印象までプラスされ、いうことなしの素敵な女性であることを実感できた。お仕事で忙しく過ごしながらも、自分の時間は優雅に使っていらっしゃるんだろうな。秘密のお話を聴いているようなこそばゆさを感じつつ、とてもゆったりした気分も味わえた。2013/12/29
mazda
20
品の良さが言葉の端々に出ています。嫌みがない、とても日本的な人なのだと感じました。仙台出身ということで、エッセイの中にも仙台愛が多く描かれていて、特に方言のところは、正に仙台あるある。「いずい」は仙台の方には標準語なのですが、これが通じない。でも、この言葉に変わる標準語がないから、結局この言葉しか使えない、という魔法の言葉です。「がおる」とか、初めて聞いたときは思わず言った人のことを二度見してしましましたが…。これからも、変わらず素敵な女優さんでいてほしいです。2018/12/22
かめぴ
12
凛とした佇まい、のイメージ通りの文体。本当に綺麗な人だなと、こちらの心も洗われるよう。ひとりで旅、好きなアート作品、スタイル、本棚…いいものを見せて頂いた感じ。仙台出身とは知らなかったけれど、言われてみれば東北美人だなぁ。指針として、来年からはもっと丁寧に生きようと思いました。2018/12/29
