ボブという名のストリート・キャット

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ボブという名のストリート・キャット

  • ISBN:9784777812691
  • NDC分類:936

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内容説明

世界28カ国以上で翻訳出版。
全英70万部のベストセラーノンフィクション、待望の邦訳化!

ロンドンでプロのミュージシャンを志したものの様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズ。人生に目的も目標も持てないままいつまでもヘロイン中毒から抜けだせずにいた。そんな彼の前に突然現れた、一匹の野良猫ボブ。ホームレスの青年と野良猫の友情物語。

目次

出会い
回復までの道のり
手術
乗車券
注目の的
ふたりの職場
闘う仲間
正式に飼い主になる
逃げたアーティスト
ひとりと一匹のメリークリスマス〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

164
イギリス政府もウマイことやりますわ。薬物依存症患者と野良猫1匹に、安アパートをあてがうだけで、70万部発行分の雇用(印刷・製本・流通・販売)の創出と膨大な付加価値税を国庫に入れ込むとは。もちろん彼らの努力もありるけどね。たしかハリーポッターの原作者も生活保護を受けながら作品を書いていたらしい。2つの例だけじゃはっきりと言われへんけど、おカネの使い方が非常にうまいとも思った。2014/05/16

雪風のねこ@(=´ω`=)

157
テレビで観て、猫(ボブ)のお陰でサクセスストリー!と言う印象だったけれどとんでもない。ジェームズ(著者)はホームレスであり薬物依存更生患者でもあった。早くに親と別れた著者は「互いに見つけ合った」と言う通り、子猫の様な迷い子であった。この台詞からもボブに対する想いが良く判る。愛情に飢えていたのだと思うけれど、その辺りボブにも感じ入った所があったのだろうか。よくぞ巡り会った。小さい頃に亡くした白い子猫の縁であろうか。英の、ペットの医療システム、社会更生施策の高さは、日本では見られない様に思う。2017/09/20

ぶち

144
表紙のボブが可愛いくて、惹きつけられます! 本当に可愛くて、誰もがファンになってしまうのも納得です。ジェームズとボブは羨ましいくらい出会うべくして出会った1人と1匹。ジェームズが創った歌、"君は僕の宝物 僕は君と似た者同士 君を大事にして初めて僕は自分を大事にすることを知ったよ" がすんなりと頭にはいってきます。いろんな困難が日々待ち受けているけれど、お互い信頼しあっているから何も怖いものはないって感じで、安心して読んでいられます。2019/05/18

ビブリッサ

135
ボブ、オレンジ色の大きな猫。ジェームズ、かつてミュージシャンを夢見たヘロイン中毒のホームレス青年。世間の隅っこで生きる彼らが あるとき出会う。生きにくかった世の中だけど、一人と一匹 おかしな友情は、そんな世の中にも少し化学反応を起こさせたみたい。自分を生かすことはシンドイよ、誰かのためにならガンバレるよ。それが猫でもね。優し過ぎて弱いジェームズに必要だったのは、自分が守らないといけないって存在だったんだ。世界もまだ捨てたもんじゃない。真面目顔のボブが振りまく奇跡をどうぞ。Take it easy! 2017/08/03

ガクガク

117
ロンドンのホームレスの青年が一匹の野良猫と出逢った。その名はボブ。茶トラの雄猫だ。たかが一匹の猫、されど運命を変えた一匹の猫。麻薬に溺れ明日に希望を見出せないその日暮らしの青年ジェームズは、このボブによってセカンドチャンスを掴み、麻薬依存症を克服し、自立への道を歩みだすことができた。ロンドン市街のストリートで生まれた本当の話だ。決してうまい文章でもなく、大きなドラマもないが何より真実の物語であることが静かに胸を打つ。余談だが本書の中で、日本のローカル線のたま駅長がイギリスでも有名になっていることに驚いた。2014/05/06

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