内容説明
５歳の時父がサンフィリペ公室の専属運転手に雇われて以来、ダニエルはアダム王子に夢中だった。けれど身分違いの恋が実るはずもなく、いたずらに時は過ぎていった。そして、ついに恐れていた日がきた。アダムの花嫁探しが始まったのだ。彼は忙しい公務の合間を縫って、妃となるにふさわしい完璧な女性を求め、日夜、デートにいそしんでいるらしい。父の代理でアダムとデート相手の送迎を任されたダニエルは、生真面目な彼がデートに悪戦苦闘しているのに気づいて、内心ほっと胸をなでおろす。ところが、宮殿への帰り道、アダムは言った。今後のデートがうまくいくよう、君に指南役を頼みたい、と。■ＲＩＴＡ賞ノミネート経験もある実力派作家サンドラ・ハイアット。サンフィリペ公国を舞台に描くロイヤルストーリー、『プリンセスの恋愛レッスン』、『プリンスの罪な誘惑』に続く最終話です。公位継承者アダム王子のハートを射止めるのは――誰？！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
0
ん～皇太子としての人格は備わっているのに、自分の后を選ぶことも出来ないヒーローと、幼少時代からの知り合いだからといって、２６歳にもなって、皇太子に敬語で話すことも出来ないヒロインに、読み出しから興ざめしてしまった。何とか読み進めたけど、ヒーローに対する不埒な想像が多すぎるヒロインで、結局自分から押し進んでしまって、事が済んでから高尚なこと言ってても上滑りで全く心に響かなかった。2014/02/16
