内容説明
「反日」という妄執に囚われ、捏造で自我を保つ国・韓国。著者は本書で「韓国人の歴史観はすべてファンタジー」と斬り捨てる。「嫌いな国を無理に好きになろうとする必要はありませんが、自分を嫌っている相手にこそ言うことを聞かせるべきです。これこそが、哀れな隣人と付き合う要諦なのです」かつて中国史の一部でしかなかった朝鮮半島史を、気鋭の憲政史研究者が冷徹に分析し見えてきた「真実」とは?
目次
第1章 嘘だらけの「自称」朝鮮史
第2章 目覚める日本と眠る朝鮮
第3章 代理戦争の「場」でしかない朝鮮
第4章 日本に「帝国」は似合わない
第5章 韓民族が「反中親日」だった時代
第6章 やっぱり「地名」にすぎない韓国
第7章 自ら地獄に落ちる韓国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
64
朝鮮は歴史の場であるが主体ではない。日清、日露戦争は、朝鮮の植民地化が目的ではなく、清の弱体化やロシアの南下政策阻止。その後の紛争は、この地域を併合し、近代化したことで、国土と国民が増えたためだ。投資をせずに単なる軍事緩衝地帯のままだったなら米英との戦争も回避できた。朝鮮戦争は米中代理戦争。米国の軍事緩衝地帯でしかない韓国には建国の物語がない。従い、反日を理念としないと国が成立しないが、一方で敵国の北朝鮮を美化し、千年以上の苛烈な中国支配が希薄化する矛盾が生じる。この国と歴史を論ずることは時間の無駄だ。2015/05/16
とくけんちょ
58
いかに、いついかなる時も国益を最優先に考えることが大事だとあらためて考えました。嘘も方便ではないが、国益に勝るものはなし、そして、聖人君子はおりませんとなれば、騙されたり出し抜かれた方が悪い。それはわかるが、やはり日本人としての誇りを感じられる方がいい。とにかく自虐史観だけはいただけない。2021/04/08
出世八五郎
47
シリーズ三部作の最終作。世界を見渡せば民族の叙事詩がない国というのは五万とあると思われるけど、日中に挟まれたせいか嘘で近代史を作り上げた韓国。本書を読んでいると、捏造の歴史教科書と朝日新聞に始まる慰安婦問題などは北朝鮮の仕業と思えてきます。そういう書き方。陰謀論の世界では、日韓離間を策する米国の仕業という人もいますがさてはて。シリーズ前2作と違い本書内容はネット上で既に周知の印象があり、目新しくもありませんが、著者の主張は今までにない新しい視点が豊富なので、知識を増やしたい方にはお薦め。シリーズ続編期待。2014/12/11
北本 亜嵐
28
かの国を知るのには歴史からと思い、読んだ本。正直言って、これ程に酷いとは想像もしませんでした。嘘と捏造がまかり通り、それは世界に拡大していく…その最大の被害国は日本である。自分の目で正しい歴史を認識するのが、この国を守る武器かも知れませんね。2014/10/22
Akira
25
面白かったし、勉強になった。作者の文体のせいか、最初はちょっと馴染み辛かった。が、読み進めるうちに段々と、なるほどー、そういえばー、確かにーが増えて行った。最後の現代史のまとめは特に良かったな。 「国」じゃなくて、単なる「場」確かに・・・2014/06/05