内容説明
ヨシュア・バレクは神官養成機関「星紺の塔」きっての落ちこぼれ。何せ神官の必須技能、神魔を喚び出し使役する「魔操」が全く出来ないのだ。だが実は彼には秘密があった。暗殺組織「赤晶旅団」出身の元・暗殺者、しかも強大すぎて召喚を禁じられた位階一桁の神魔・雷凰スーリィンと婚姻の契約を結んだ身。バレたら破門、最悪は処刑――そんな秘密を隠し、暴走する嫁の手綱を取りつつ、一人前の神官を目指すヨシュアだが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
94
ストーリーに惹かれて購入。元・凄腕暗殺者、今は落ちこぼれの見習い神官なのに、最初から嫁持ちって設定が珍しい。強大すぎて召喚を禁じられた位階一桁の神魔・雷凰スーリィンと婚姻の契約を結んでいるせいで、神官の必須技能の神魔を喚び出し使役する「魔操」が全く出来ないヨシュア。バレたら破門、最悪は処刑。最凶の嫁さんスーリィンとヨシュアがお互いに好きって気持ちがよく伝わって来る。これからもずっと一緒にいられる方法が、早く見つかると良いな。2019/04/02
いーたん
40
落ちこぼれで落第寸前の神官見習いのヨシュア。実は元凄腕暗殺者で、位階一桁神魔が嫁。主人公とヒロインが夫婦設定というのは安定感あっていい。物語は神官養成学校で神官を目指し修行をし成長していくもの。一巻は後半は盛り上がりもあったけど基本的には淡々と進んでいく印象。嫁スーリィンと、その秘密を知ってしまった同級生たちとの騒動を起こしつつの成長とヨシュアのかつて所属した暗殺集団とそのリーダー義姉リベカとの対決を二つの軸で進行していきそうで、2巻も楽しみです。スーリィンが暴走気味だけど健気で可愛らしいものです。2014/12/22
よっち
32
ヨシュアは落ちこぼれ見習い神官。とはいっても実力を秘めた頼られる存在で、周囲が年下ばかりの状況でおっさん(お兄さん?)として頼られる存在。ヨシュアとスーリィンの関係性はほどよく甘い、いい距離感で、登場人物もきちんと描けていたかなと思います。ただお話としてスーリィンを「嫁」とし、周囲のメインキャラもそれを脅かす存在になりえていないという点で、主人公周辺の人間関係に流動性があまりなく、このレベルまで来ると既定路線とはいってもほとんど波乱がなさそうで、先の展開を動かすのにどう影響するのか少し気になりました。2013/12/10
まりも
31
佐々原さんの新作。最初から嫁がいる主人公が仲間の子供たちと一緒に立派な神官を目指す。主人公の周りは子供だらけだからか世話を焼く主人公はおかんそのものでありいい感じに癒されました。主人公ヨシュアも嫁のスーリィンもお互いのことが大好きですごく大事にしあっているだけに頑張って神官になってほしいと思いますね。おかんで暗殺者なヨシュアがちゃんと神官になれるのか。これからが楽しみだけど今度のはちゃんと続くんだろうかというのが不安。2013/12/05
Nliey
29
この年でおっさん呼ばわりは微妙にくるよなぁ。いつもニコニコ面倒見のいい劣等生の兄k…おかん、笑顔の裏には隠し事多量、人間じゃない嫁アリ。テンプレかつちょっと古臭い感じで、主人公と子どもたち、そして嫁の交流が和みました。血の通った生活感のある文章はこの方らしくて、音楽の部分とかすごく良かったんだけど、一方で世界観がまだまだ手さぐり感が。次も読みたいけどもう少々にやにやさせてほしいかな。主人公がちょっと落ち着きすぎだと思うの!w まだまだたくさん楽しいことがありそうなシリーズで、期待! ありがとうございました2015/01/11
-
- 電子書籍
- Berry's Fantasy 悪役令…
-
- 電子書籍
- 毎朝読むだけ。仕事を倍速化する教科書。…
-
- 電子書籍
- プルーストからコレットへ いかにして風…
-
- 電子書籍
- ブルーイッシュ 〈1〉 プリンセスコミ…
-
- 電子書籍
- チェーホフ四大戯曲(分冊版) 三人姉妹